私たちの幸福感についてどうだろう?
この調査は、私たち個人が、日常の中で感じている空気感と、
調査結果の相違を確認する意味で、意義がある。

調査の結論は、
日本は国連の「世界幸福度報告書」で幸福度ランキング54位に低迷。
幸福度を上げる鍵は「周囲と違う個人の選択を尊重すること」と指摘している。

日本はこれまで、「みんな同じでなければならない」。
もっと身近に言えば、意見の相違があることはいけないことだ。
さらに、大衆に受け入れがたい言い方をあえてするならば、
「俺は勝手にやらせてもらうから、お前ら黙ってろ!」
これを受け入れられない人が多いってことだ。

しかし、調査結果は、「自分のことは自分で決める!」
こう考えている人は幸福感が強く、
「全く希望ではなかったが周囲の勧めで決めた」を選んだ人ほど
不安感が強い傾向がみられた。

なっ、私たちは、自分のことは自分で決めたいのだから、
それを邪魔するあらゆる制度や、勢力に「抗う(あらがう)」ことは、幸福になることなのだ。
あえて、「抗う」という言葉を使った理由は、自己決定感をもてない人にとっては、
最初は、「抗う」感覚であるからだ。もっと言えば、「戦う」感覚かもしれないね。

●毎日新聞2018年8月28日 19時43分(最終更新 8月28日 22時53分)
収入・学歴より「自己決定度」 神戸大と同大調査
https://mainichi.jp/articles/20180829/k00/00m/040/086000c