つづき

オピオイド乱用の開始にヘロインの使用が増加:さらなる考慮と政策の影響。2018 5月30日
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0306460318304672
ハイライト
・最初のオピオイド乱用としてのヘロインは過去10年間で大幅に増加しました。
・過去1ヶ月のヘロイン使用は処方せんオピオイドの乱用が減少するにつれて増加し続けています。
・オピオイド政策は、オピオイド処方箋ではなく、ヘロインをより包括的に扱う必要があります。

オピオイド乱用の開始にヘロインの使用が増加:さらなる考慮と政策の影響。2018 5月31日
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30006021
オピオイド開始としてヘロインを使用することが、2005年の8.7%から2015年には31.6%に増加した。
将来の政策決定は、オピオイド処方を対策をしてもヘロインの流行にほとんど影響を与えないことに留意すべきである。

本格的にオピオイドを開始した薬物の種類と比率 2005年-2015年
https://ars.els-cdn.com/content/image/1-s2.0-S0306460317302083-gr1.jpg

行政指導や危険性のアナウンスで処方薬からは有意に減っており、
ヘロイン比率の上昇は供給者側によって増やされたと見てとれる。


要するにこの研究では、
オピオイド処方からヘロインへ移行するより、最初からヘロインを乱用する人が増えている。
医療大麻解禁や嗜好用合法化によってオピオイド処方が減ろうと、オピオイド乱用が減るわけじゃない。
オピオイド乱用対策としては効果が薄く、むしろ悪化させる可能性さえあるだ。

これでは、「大麻をイージーアクセスにすることによって、オピオイド乱用対策が出来る」と言われても困る。