治療プログラムを受ける人の人数および割合は国により大きく違う。

治療プログラムを受ける人は、英国(15,895)、ドイツ(14,458)、スペイン(12,912)、
フランス(6,897)、イタリア(5,267 )で、ブルガリアの27人から英国の15,895人に至るまで、
かなりの国民差異が存在する。

国による違いは、すべての薬物薬物治療者のうち、ブルガリアの8%から
キプロスとフランスの77%に至るまで、大麻利用者の相対的な割合でも明らかである。

大麻使用率とそれに関連する治療率の違いは、国家間の治療レベルの違いを
説明する唯一の要因ではない。 紹介の実践や治療の種類、司法、刑法などの
他の要因も重要である。

この例は大麻使用者の大部分が治療に入っていると報告している2カ国、
フランスとハンガリーで顕著であり、フランスには、若いユーザーを対象とした
カウンセリングセンターがある。 ハンガリーでは大麻事犯に処罰の代案として
薬物治療が施されているため、数字が膨らむ可能性がある。

一部の国では、大麻を標的にした治療サービスの提供または利用可能性の増加が、
大麻として登録された治療要求の上昇に影響を与えた可能性がある。

「合成カンナビノイド」の特定のカテゴリーは存在しない。 これは、脱法ハーブの
使用が原因で薬物治療をする者が、一般的なカテゴリー「大麻」の下で
記録される可能性があり、現在のデータと分離することができないことを意味する。

大麻で治療プログラムを受けたと記録されている者は、主な使用薬物が
大麻と言うだけで多剤使用も多く含まれ、大麻が治療の原因とは限らない。

大麻を主要な薬物としてあげている若者は、15-19歳の報告された
処置新加入者の74%、15年未満では86%である。

大麻を主要な薬物としてあげている者は未成年者に多い。(つづく)