>>383

思惟が短絡的で薄っぺらだな。本当にドーキンスを読んで理解したのかな?

ドーキンスの『利己的遺伝子』論は、数々の批判に晒されている。
有名なのは『ドーキンスとグールド』の長期に渡る論争だ。

めんどくさいので『利己的遺伝子 批判』でググってくれ給え。
まあ、下記のサイトも参考にしてくれ給え。

利己的な遺伝子
https://1000ya.isis.ne.jp/1069.html

ドーキンスが動物行動学者であることをおもえば当たり前なのだが、「生物の個体の
動向の大半は遺伝子の自己戦略にもとづいている」という、ただそのドラマの
粗筋だけを主張した。

ドーキンスの仮説は遺伝子の本質をなんらめぐるものではない。生物、とりわけ
動物は利己的に動いているのか、利他的な相互作用ももっているのかという
見方に決着をつけるためのものだった。

ドーキンスは利己的であれは利他的な動向も派生しうると説いたのだ。だから本当は、
ドーキンスの仮説は利己的遺伝子の戦略理論なのではなくて、動物の生き残りのための
複合的遺伝戦略をめぐるゲーム仮説にすぎないはずなのだ。

しかし、いまや生物学の全地図に利己的遺伝子が大手をふるようになっている。
このあとどうしようかと、一番当惑しているのはリチャード・ドーキンス自身ではないか
とぼくは思っている。