>>692 つづき

大部分のクライアントは、自分自身または、家族と友人の圧力で
治療プログラムを受講する(44%)。28%は、健康社会福祉事業
(他の薬物治療センターを含む)を経由する。
約20%は、ドラックコートによって処置を受ける。

フランス、英国、ルーマニアのように治療者が増加している国もあれば、
スロベニア、チェコ、オランダのように減少している国もある。

前述して来たように、大麻で治療を受けたと言う人の人数の増減は、
大麻自体が原因というよりも、大麻を取り巻く司法、刑法、治療プログラムへの
アクセス、社会福祉体制、道徳観など他の原因が強く影響している。

実際には、大麻使用で治療を受ける必要性はない。

以前にも何度も何度も言っているが、日本で合法化したとしても、
単純比較で大麻自身が原因の治療者が急増すると言うことはない。

要因は大麻を取り巻く社会情勢なのだ。

以上は、『欧州薬物・薬物依存監視センター』の膨大な資料を参考にしたが、
ヨーロッパでは詳細なデータが収集され、その上で、多くの国で非犯罪化されている。