テレビは大多数のアホな視聴者に、他人の失敗やドジ、没落を見せて、
優越感を与える大切なお仕事をしている。

だから、貶められるのは、金持ち、美男美人ほど視聴者は喜ぶ。
大失敗すればするほど視聴者は優越感を感じて喜ぶ。
もっと落ちろと溺れる犬を棒で叩く。

『あんな大金持ちが失敗して没落したのか』、『幸せそうな夫婦が不倫をしてた』、
『あんな美人の女優が大麻で捕まって没落したよ』。

ギャップがあればあるほどアホな視聴者は喜ぶ。
没落すればするほど視聴者は優越感を感じる。

『ああ、私は中流だけど没落しなくて良かったわ』、
『私は美人じゃないけど今のままで幸せだわ』、
『女房は美人じゃないけど普通の暮らしが幸せな日常だ』。

『あいつ馬鹿だな』、『ざまあ見ろ』、『まだ反省してないのか?』、『溺れる犬は棒で叩け』・・・

テレビは『憧れが見れる夢の箱』から『他人の失敗を見てあざけ笑うゴミ箱』に成り下がった。

今日もニュースが面白い、他人の失敗は蜜の味、とアホな視聴者は今日も喜びせせら笑う。

残念ながら、夢の泡が弾けて夢のない世の中になった。