抗不安薬、鎮静薬、睡眠薬はベンゾジアゼピン系薬剤が大多数ですが、ベンゾジアゼピンがからむ自殺企図数が多いのに気が付きます。
アメリカでは日本よりもベンゾジアゼピンの処方を厳しく制限していますが、それでも自殺企図者の内のこれだけ多くの人がベンゾジアゼピンを服用していました。

 同じような全国レベルの調査データで日本のものは見つかりませんでしたが、ベンゾジアゼピン系抗不安薬の日本に於ける処方件数は欧米諸国と比べて飛び抜けて多く、
逆にアルコールや非合法麻薬の問題は米国と比べて少ないので、同じような全国レベルの調査を日本でやったとすれば、ベンゾジアゼピンがからんだ自殺企図の比率が圧倒的に高くなるであろう事は想像に難くありません。