臨床研究により、医療大麻が自閉症に有効である事が示された。
自閉症の反対派は医療大麻の恩恵を受けた方が良い。

「自閉症における医療大麻治療の実生活経験:安全性と有効性の分析 」 2019年1月17日
https://www.nature.com/articles/s41598-018-37570-y

本研究の目的は、医療大麻治療を受けている自閉症スペクトラム障害(ASD)患者の
疫学を特徴付け安全性と有効性を説明する事である。

2015年から2017年の間に医療用大麻治療を受けた188人のASD患者のデーャ^を分析した。
大多数の患者の治療はCBD30%およびTHC1.5%を含む大麻オイルに基づいた。
症状の目録、患者の全体的な評価、および6ヵ月後の副作用が主な関心事であり、
構造化された質問票によって評価した。

1ヵ月後、188人の患者のうち、179人の患者(94.6%)が積極的な治療を続けた。
後者のグループのうち、119人(66.4%)がアンケートに回答し、58人の患者(48.7%)が
有意な改善を報告し、37人(31.1%)が中程度の改善を報告した。 7人の患者(5.9%)が
副作用を経験し、17人(14.3%)が大麻が効果がなかったと報告した。

1ヵ月後に報告された副作用は、眠気(1.6%)、オイルの悪味と匂い(1.6%)、
落ち着きのなさ(0.8%)、吐き気(0.8%)、食欲不振(0.8%)であった。

6ヶ月の治療後、82.4%の患者(155人)が積極的な治療を受けており、
60.0%(93人)が評価された。

28人の患者(30.1%)が有意な改善を報告し、50人(53.7%)が中程度、6人(6.4%)が軽度、
8人(8.6%)の状態に変化がなかった。

6ヶ月の時点で、66.8%が生活の質の向上を報告した。両親からの良好な報告は63.5%に上った。

ASD患者の大麻治療は、忍容性が高く、安全で効果的な選択肢であり、
ASDに関連する症状を軽減するようである。