>>352

薬物使用率の増減は多岐に渡る複雑な原因があるが一番重要な原因は、
《安全性/危険性の認知》だと思う。

例えば、使用すれば9人中1人が死亡するロシアンルーレットのような、
極めて危険な《薬物A》があると仮定すると、《薬物A》の望まれる効果が
如何に良くても、危険性が認知されたら大多数の人は使用しない。

これは、《需要と供給》の問題でもあり、いくら《薬物A》を安価で大量に供給しても
危険性が認知されている為に需要は喚起されず使用率は低く留まる。

危険ドラックは初期には合法で危険性も少ないと誤解されていたので使用率は急増したが、
池袋の事故や死亡者激増のニュースが増えるに連れて危険性の認知度が上がり、
使用者は激減した。

処方オピオイドが広く広まったのは、製薬会社および医師による完全性の告知と
過剰処方であったが、危険性が認知されるに従い問題ある使用は減って来ている。

反対に大麻の安全性の認知は、世界的な非犯罪化/合法化の流れや、
ネットの情報などで認知率が増えている為に使用率は増加傾向にある。

これからも益々大麻の安全性と望まれる効果が認知されて、日本も含めて
大麻使用率は増え続け、一般的な嗜好品として認知されるだろう。