>>353
俺はその「需要」というのは

【A review of drug abuse and counter measures in Japan since World War II】
https://www.unodc.org/unodc/en/data-and-analysis/bulletin/bulletin_1968-01-01_3_page004.html

このundocのレビューを見た時に懐疑的に感じたんだよね
このレビューの要点は


・1945年以前は日本では麻薬中毒は見受けられなかった(隣の中国はひどかったのに)

・戦後1945年から1954年まで日本は覚醒剤の蔓延が深刻だった
・覚醒剤蔓延のきっかけは戦争から帰ってきた陸軍兵士が闇市場に拡散したから
・1948年から中毒者のカウンセリングと組織の取り締まりを強化し、1955年の覚醒剤規制法で激減した

・翌年1956年から覚せい剤の代わりに台頭してきたのは、効果が正反対の「ヘロイン」「モルヒネ」だった
・「ヘロイン」「モルヒネ」が蔓延したきっかけは国際的密輸組織が東南アジアから持ち込んだから
・それにより密輸組織は巨万の富を築いた

・中毒者の治療や組織の摘発により1962年、麻薬の供給を断つと、今度はその代わりに「アル中」が続出し、売人を探し求めて徘徊し始めた
・1963年麻薬取締法の改正、強制入院措置・報告システムの確率で麻薬中毒者は減少


つまりね、いつだって「需要」なんか先にはなかったんだよ、あくまで「強制供給」の後に「依存需要」が生まれただけ
そもそも、覚せい剤で楽しんでた奴がまったく逆のヘロインの効果なんか求めるか?って話w
過剰供給・不正供給され、手に入りやすい薬物から手を出し、のめり込む
ただそれだけ

危険ドラッグに関しては、アレは最初はアメリカの研究者が「大麻の代わり」に発明したもので
「代替大麻」と呼べるその比較的低害な脱法ハーブが日本ではブラックリスト方式によりピンポイントで規制され
その法の目を抜けるために「カチノン系」の危険ドラッグに変質していったんだよ