>>301

私の知る限り、2020年3月に開催される国連麻薬委員会においてWHOの国連条約に
おける大麻規制レベル引き下げ勧告の採決が行われると言う、麻薬委員会からの正式発表はない。

また、どのような形式でWHOの国連条約における大麻規制レベル引き下げ勧告
に関する投票を行うかと言う具体的な話し合いおよび提案もない。

しかし、12月12日付けで発表された《最終決定》と明記されている
《欧州委員会》の声明文には以下のように記載されている。

>The Commission on Narcotic Drugs, during its sixty-third session of 2 to 6 March
> 2020 in Vienna, is to adopt decisions concerning cannabis and cannabis-related 

>麻薬委員会は、2020年3月2日から6日までのウィーンでの第63回会期中に、
>大麻および大麻関連の決定を採択することになっている。

上記の《欧州委員会決定事項声明文》には、麻薬委員会における
投票権のあるEU諸国に対して、大麻をスケジュールWから削除すること
だけに賛成票を投じる事を推奨している。

その他の勧告事項、例えば、《大麻抽出製剤は市販薬と同じスケジュールV推奨》、
《0.2%以下のTHCを含むCBD製剤は条約の規制外推奨》などの勧告に対しては
以下のような推奨をしている。

>the Member States should take the position that the recommendation should
>not be put to vote and further assessment by WHO should be requested.

>加盟国は、勧告に投票するべきではなく、WHOによる更なる評価を要求する
>べきであるという立場を取るべきである。

(つづく)