日本の薬物依存対策は時代遅れ。

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12267-485138/


この国連総会決議では、刑罰を与えるよりも治療や教育、福祉を優先することが宣言された。
各国ともに薬物密売を重罪としているのは同じだが、薬物使用者まで刑務所に入れているのは、いまや先進国では日本だけだ。
「欧米諸国も10年ほど前までは、日本と同様の考え方でしたが、その後の研究で、薬物については刑罰より依存症治療のほうが効果的だということが多くのエビデンスで明らかになりました。
拘禁下で薬物依存症治療を実施した場合、再犯率は約15ポイント低下。社会内で治療するとさらに効果的となり、再犯率はおよそ30ポイント低下することが実証済みです」


【原田隆之氏】
筑波大学心理学域教授。専門は臨床心理学と犯罪心理学。法務省矯正局法務専門官、国連薬物・犯罪事務所アソシエートエキスパートなどを歴任