ネットや文章に出てる安倍さん国賊論

7年余りを経た安倍政権は、いまだ「この道しかない」と経済成長を唱導する。
ところがそんな鼻息の荒さは、いま起こっている現実からあまりにもかけ離れていると言わざるをえない。

なにしろ経済格差は拡大の一途をたどり、非正規雇用比率は高止まりを続けるばかり。
労働者は長時間労働を強いられているにもかかわらず、実質賃金は減り続けている。
そのため必然的に産業は衰退し、国際競争力向上の期待は薄い。

そんななか、少子高齢化は“着実に”進み、孤独死は年間3万人に達している。
一方、子どもの貧困が深刻化し、10代の死因のトップが戦後初めて「自殺」となった。
そんなこの国の現状は、まさしく「焦土」にも等しいということだ。

https://toyokeizai.net/articles/-/349610

客観的に起きている現象は不景気であり、私たち多くの市民の生活は貧しくなり、
さらには、自由や人権は確実に軽視され踏みつけにされながらも、
各種世論調査において安倍政権の支持率が劇的に下がることはない。

また、2016年7月の参議院議員選挙で自公政権が圧勝し、
このとき衆院、参院ともに「改憲勢力」が3分の2を超えたとされる。
したがって自公政権は会見を「発議」できたはずだが、改憲論議はいっこうに進んでいない。
安倍自民党総裁が改憲項目を4つに絞り込んだのは2017年5月3日だが、
自民党はおよそ3年を経た今も衆参それぞれの憲法審議会でこの4項目を示すことさえできていない。