しかし、そんなオピオイドより、致命的な処方薬がベンゾジアゼピンであると、この研究結果は言っています。

「フロリダ州で最も致命的な処方薬は、オピオイド鎮痛薬ではなく、ザナックスXanax(一般名アルプラゾラム・日本での商品名はソラナックス・コンスタン)、
およびバリウムValium(一般名ジアゼパム・日本ではセルシン等)を含む抗不安薬の一種であるベンゾジアゼピンである。
ザナックスは、昨年(2016年)、オキシコドンより多くのフロリダ人を殺した」

として、フロリダにおいて薬物で死亡した11,910人のうち、オキシコドンが723人、ザナックスは813人という数字を上げています。

「ベンゾジアゼピンはコカインの次に人を殺す可能性が高い薬剤である。
ベンゾジアゼピンは、2016年にはフロリダ州においてオキシコドンよりも2倍多くの死亡原因となった。
オピオイドと同様に、ベンゾジアゼピンは呼吸を抑制し、過量摂取をすると呼吸を止める原因になる」