大麻解禁派は、医療大麻推進者にも毛嫌いされておるぞー
「大麻は安全で健康に良い」とか「GHQの陰謀論がー」とか非合理な理由を述べたり、
日本と欧米の薬物状況の違いを無視して「嗜好目的の大麻合法化をしよう!」なんて主張するのは止めようね。

日本の麻文化を守るために 〜大麻取締法をマリファナ等取締法に〜 令和3年4月23日
https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000772211.pdf

Web上にあふれるマリファナ解放論者による質の低い情報
睡眠薬にしろ、痛み止めにしろ、医療目的のものを目的外に使ってはいけないのは当たり前ですが、
大麻の場合それを理解できず「薬になるのだから安全、健康に良い」と
解釈する残念な層が一部に存在するため大麻を医療目的に使用することをややこしくしています。

そのほか、「天然のものだから体に優しい」とか、「もともと体内にあるものだから安心」などという
合理的とは言い難い理由で害がないかのように語ったり、
あるいは、大麻規制の歴史をほじくり返して陰謀論を仕立て上げ、
マリファナ解禁論が正義であるかのように喧伝したりする人までいます。
また、深刻な薬物禍に苦しむ欧米の一部の国がとっている「ハームリダクション」
つまり、「現実に即した薬物危機の低減政策」の一環で行うマリファナへの寛容化を
日本に当てはめるのも的外れです。
もちろん、依存症になってしまった患者への治療方針など学ぶべき点は多いことは認めます。
しかしそれ以前に、我が国は規制薬物の乱用が格段に少ない薬物禍から守られた社会であることを誇りとして、
マリファナ等の蔓延防止に最善を尽くすことが肝要なのではないでしょうか。
予防に勝る治療はないのですから。

医療ガバナンス学会 (2021年2月22日) Vol.037 大麻の医療目的使用を妨げるマリファナ解禁論より
http://vividarmy.mmoloda.com/image.php?id=745