>>545 つづき

>ソルミ氏らが2023年8月に医学誌「BMJ」に発表したレビュー論文からは、
>大麻の使用には数多くの問題を引き起こす可能性があることがわかる。

この論文は、『大麻使用のリスクと利点のバランス:
ランダム化比較試験と観察研究のメタ分析の包括的レビュー』と言うタイトルで、
大麻の害だけを論った論文ではない。

この論文の結論は、『説得力のある、または収束する証拠は、
思春期および成人初期、精神的健康障害を起こしやすい人、
または精神的健康障害のある人、妊娠中、運転前および運転中の
大麻の回避を裏付けている。

カンナビジオールはてんかんに効果がある。大麻ベースの医薬品は
多発性硬化症、慢性疼痛、炎症性腸疾患、緩和医療に効果があるが、
有害事象がないわけではない。』と言う内容である。

そして、害に関しての証拠は極めて低かった。

例えば、大麻使用と低出生体重出産の関連性は証拠なしに格下げされた。
早産との関連性レベルは証拠なしに引き下げられた。

運転に関しては、7つの関連性はどれも、説得力のある、または
非常に示唆的な証拠 (クラス I および II) によって裏付けられなかった。
大麻使用と有害な影響をもたらす結果との間の7つの関連性については証拠が弱かった。

精神病に関しては、50の関連性はどれも、説得力のある、または
非常に示唆的な証拠 (クラス I および II) によって裏付けられなかった。

(つづく)