QJ今野
「世間的には平手の体調を心配する声があるが、あれは『表現への苦しみ』との戦い。完全にロックアーティスト的ですよね」

「僕らはそういうアーティストと仕事してきたから『こういう感じだったよな』と思い出す部分がある。平手の心の叫びとか、ステージに立ったけど全然ダメだったとか。」

「全国ツアーでの平手の状態を含め、挫折や停滞のようなものはアーティスト文化の中ではよくあること。みんな一度は挫折してから再び立ち上がるものなんですよ」

「アイドルファンのみなさんが『アーティスト宣言』的なものを嫌がるのは承知の上ですが、欅坂のそういう部分がアイドルファン以外の方に響いて『欅坂はちょっと違う』という空気を作っている」

「ロッキンやサマソニに呼ばれたのもロック・フィールドにいる人から魅力があると思われているから。新しいハイブリッドなジャンルが生まれていく過程にある」

「だから今後の欅坂には従来の『アイドル』という枠組みでは説明できないことかどんどん起こっていきますよ」