「キス売りとクソムシ」

ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ
ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ

朝日が重いまぶたを指す　まだ動かない頭で時計を眺める　ぼんやり
うすらと響くスズメの歌声たちは　時にカルテット　トリオ　デュエット　まれにソロ
素敵なオーケストラ　彼らに負けない私の歌　いま…轟くーーーーーーーーーーブリブリブリッ！！！

閃光一閃　見えた気がした　爆音一発　ダイナマイト級の屁かます　もいっちょブリッ
ケツをボリボリ　伸びきって黒くなった乳首をコリコリ　
こんなんもう全然感じない　不感症もうこりごり　まるでクソゴリ

鷲掴みでとりあえずシチューを腹につっこむ　とどめだブリリッ、ブビッ
出たな　いまのは出たな　出たよ　出た　はいはい出ました　
私の鼻腔を満たす私の香りーーオエッ
まあいいさ　なんでもないさ　いつものこと　いつもの朝　いつもここから
ふと見た外には　魂無くした　鳥たちの亡き骸

ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ
ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ

今日はすてきな握手会　脂肪ブヨブヨ　頭皮はテカテカ
意味もなく膨らんだ　ダサいリュックに　金とクソを詰めた私の兵隊たち　うようよ
私のクソまみれのこの手　ありがたく握ってくクソムシたち　ゲロゲロ

笑ってんじゃねえよ　見てんじゃねえよ　喋ってんじゃねえよ　息してんじゃねえ
でも有り金は全部置いてけ　カードに通帳　時計に指輪　
アクセ、ブレスレット　えっ、チェーン？　しゃらくせえ
お前が誰だとか　どこから来たとか　何をしてる何をした何をしたい　全部ぜーんぶ興味ねえ
金目のものは全部置いてけ　置いたらバイバイ　回れ右　それだけ

心の声閉ざして　今日も　ニコニコ


ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ
ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ　ウッホ
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