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人類の物語のストーリーは2000年前からマンネリ

演出も2000年前からマンネリだったが、近世、150年くらい前にマンネリを打破したい革新期があり、いくつかの新規な発明があった
しかし、その後は新しいものは無い(現代の舞台は演出で劇的に変化する余地はない)演出方法も出つくしている

舞台は俳優もスタッフも全てが、定形の「型」の訓練、経験を積んだ「職人」で作られる芸術だ
舞台を好む観客は、新奇の演出など期待していない(踏襲された演出・演技の、より完成された形を楽しむものだ)
演出の違いで面白がるのは、舞台の芝居をまだ知らない初心の観客だけ(なぜなら、その演出は既に古いものだから)

新しい物がないから、生身の舞台ではなく、「シネマ」という新しい媒体に社会は飛びついた シネマ独特の「編集」という技法が新しかった
しかし、当然だが、物語としての演出にはもはや新奇な物はない
アニメは更に、人間の演じる生身では不可能な動きや色・世界観を見せることを可能にした
しかし、当然だが、物語を語る方法としての演出には、もはや新奇な物はない

過去からの色々な作品群を鑑賞してきた人間にとって、ストーリーも演出も新規なものは無い
           シネマの編集にも新規なものはないし、アニメの世界観にも新規なものはない

作品をたくさん見てきた人にとって、新しい作品が面白いかどうかは、ストーリーや演出・編集などの珍しさではない

ストーリー、演技、演出、編集、などの全てが監督の作りたい方向性で緻密に完成されているかどうかだ
職人技の集大成として緻密に完成された作品を見終わった時の快感は麻薬のようにハマる