ここまで正直に言語化するの初めてかな?いつも中2こじらせてはるから

齋藤飛鳥 やっぱり乃木坂46のメンバーの存在が大きかったと思いますね。メンバーとの距離感がうまくつかめなかった時も、私がキャラを迷走していた時も、いつもどんな私も受け入れてくれて、受け止めてくれて、
時には「最近人間らしくなったよね」と言われたり(笑)。私のコンディションによって放っておいてくれる時もあれば、かまってくれる時もあって、本当に育ちが良い人たちだなと感じます(笑)

――メンバーと距離感がうまくつかめなかった時もあったのですか?
齋藤飛鳥 ありましたね。初期はまだ何もわかっていなかったし、気を遣うこともなくて自由に遊べていたんですけど、中学も高校もだんだん行けなくなって、乃木坂46の活動ばかりになってくると、私が色々難しく考えすぎてしまって。
メンバーは友人ではなく仕事仲間なのだから、仲良くしすぎちゃいけないのではないかとか。気軽に何でも話せるような存在を自分から作ろうともしていなかったので、余計それで自分を苦しめていた部分はあるかなと思います。

――そんな中、今回メンバーの山下美月さん、梅澤美波さんとのご共演はいかがでしたか。

齋藤飛鳥これも先輩の私の責任だなと思うのですが、2人とも後輩で、これまであまり話したことがなくて。梅澤は私に対して激しくツッコんだり、叩いたりするシーンがたくさんあったので、特にやりづらかっただろうなーと思います(笑)。実際、遠慮して良い音がならなかったり、ちゃんと叩けなかったりしてNG連発してました。でも、当て損なうと余計痛いんですよ(笑)。だから、NGの数を毎日わざと数えて、「今日7回目だから、何で返してもらおうかなー」とかいじったりしていました(笑)。

――先輩の優しさですね。3人の掛け合いが肝となる作品だったと思いますが、テンポの良さや仲の良さをすごく感じました。
齋藤飛鳥 本当に、この3人だからこそできた作品になってるんじゃないかと思います。
番宣コメントとかでも、私が先輩ですけど、何を言うか困ったら山下・梅澤にじーっと視線を送れば、感じ取ってフォローしてくれるようにもなって(笑)。
これまで、集団生活や人付き合いに対して苦手意識があることもありましたが、山下・梅澤をはじめ、メンバーとの関係性を築けたことで、私にとって自信になって、すごく良い影響をいつももらっています。