長文陳謝。 この対談の3週間後に中西さんと岡本さんの活動自粛発表となるのだが、
秋元大先生としては闇を抱えた個性が強い(中西さんや菅原さんのような)人材は大歓迎。
4期生も5期生のそういう光る個性から刺激を受けろ、というご意向であった。

2022/02/11 Fri 今日は一日“乃木坂46”三昧〜第二章〜 から

鈴木絢音:
「乃木坂46の歌詞の中には、どこか寂しさとか孤独感が感じられるものが多いように思うんですけど、
それは意図されているんでしょうか?」

秋元康:
「そうですね。 基本的には乃木坂のメンバー、乃木坂のメンバーだけじゃないけれども、
みんな闇を抱えているからね、人間だからみんな明るさだけではないじゃないですか。
メンバーみんな多分スポットライトを浴びれば浴びるほど、そこの陰というものが出てくるし、
そういう意味では、そこは今までのアイドルのようにニコニコ元気いっぱいだけでは済まされない、
生きていくというのは辛いこともあるだろうなってことはみんなも表現してあげた方が、
多分応援してくれる人たちが「私も、俺もそうなんだよ」と共感を得てくれるんじゃないかな。
やっぱり歌を通じて乃木坂とファンのみなさんが会話をしてほしいなというのが一番の理由ですかね。」

ラジオだからよくわかんねぇけどたぶんかっきー:
「これから5期生がもうすぐ私達も一緒に活動するようになるんですけど、初めて4期生は後輩ができる
じゃないですか。4期生に期待することってありますか?」

秋元康:
「新しい刺激を受けてほしいな。5期生は面白かったですよ。オーディションとしては、なんか僕はよく
わからないけど、過去最大の応募者数の中から選ばれた人達らしいので、もちろんオーディションに、
僕も参加して、いや、凄いなと思いましたよ。やっぱり乃木坂にこれだけ集まるということは、個性も
あの、面白い個性だなと思いましたよ。だからそのことが4期生にとっても、つまり個性のある人達が
ここに集まることによって、光が乱反射した方がいいよと。 いろんなところから光が当たったときに、
ここでキラッと光った。 これは何なんだろう。 あ、あの子が光ってたのか。 こっちから光が当たった
ときにこっちがキラッと光った。 あ、これはあれが光っているのか、ていうようなことでお互いが
光り合うようなことがすごくいいと思うんですよね。これがやっぱり団体のグループ、つまり大人数
アイドル・グループのアーティストとしての面白さだと思うんで、お互いが、正解がないので、もっと
もっと個性を出して欲しい。やりたいことをやって欲しいなと思うし、それを多分スタッフはもっと
バックアップすると思うんですよね。」