天文学的倍率を勝ち抜いた期待のルーキー・井上 和「5期生が発表された日、いろんな人が教室に来てふわふわした一日でした」
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――今年、約8万8000人の中から選ばれて5期生として乃木坂46に加入した井上 和さん。まずは今回の撮影の感想を。
井上 楽しかったです。以前、ほかの撮影中にスタッフさんから、「キメてない、自然体が撮りたい」って言っていただいたことがあって。そのときから「自然体ってなんだろう?」って考えてたんですけど、今日は普段の私だった気がします。

――「和」と書いてなぎ=B珍しいお名前ですよね。
井上 「人と人をつなげられる、温かい和をつくれる人になってほしい」って思いを込めてくれたみたいです。高校で弓道部に入ってたんですけど、そのきっかけも自分の名前が入った和弓≠ェやってみたいっていう理由でした。

――乃木坂46に興味を持ったのはいつ頃だったんですか?
井上 2年前の高校受験のときです。勉強に行き詰まって写真や動画を撮ったり、絵を描いてみたり、いろんな「自分でできること」を探した時期があったんです。
その頃にたまたま『乃木坂工事中』(テレビ東京系)を見て、どんどん惹(ひ)き込まれていきました。でも、当時はまだ乃木坂46に入りたいとは思ってなくて。「あんなにかわいい女のコたちが存在してるはずがない」って思ってました。

――では、オーディション参加のきっかけは? 
井上 高1の終わり際に、聖地巡礼じゃないですけど、たまたま家の近所で乃木坂46がMV撮影に使った場所を見つけて。「ここにいたんだ」って思ったら、少しずつ挑戦したい気持ちになっていって。それでその夏にオーディションを受けました。「受験の前にやりたいことを全部やろう」と思ってたのが大きかったです。

――ほかにも何か挑戦を?
井上 美術学校に通い始めたのもその頃でしたし、体育祭でチアにも挑戦しました(笑)。興味を持ったことをほぼ全部やってみたので、忙しくてアワアワしてたんですけど、やってよかったなと思います。

――YouTubeで5期生がひとりひとり発表されたとき、周りはどんな反応でした?
井上 平日のお昼に私の動画が公開されたんですけど、それを見たほかのクラスや別学年のコたちが、お昼休みに教室にどんどん来て......(苦笑)。
――「あれ? これ、ウチの学校のコじゃ?」と。
井上 恥ずかしくて、ずっとひっそりしてました(笑)。帰り道でも「頑張れ!」って急に応援してもらったり。あの日はすごくふわふわした一日でした。

――乃木坂46での目標は?
井上 先輩方みたいな人間になりたいです。いつも全力で、相手を思いやる力を皆さんが持ってて。私、5月の10周年バースデーライブ(日産スタジアム)で、開演直後の挨拶(あいさつ)を任せていただいたんです。
実は開演前、舞台裏で「緊張してるけど、気づかれないようにしよう」って、笑顔でいたら、梅澤(美波)さんがわざわざ「和ちゃんなら大丈夫」って言いに来てくださって。

――後輩の緊張に気がつく、優しい先輩ですね。
井上 はい。すごくうれしくて、ライブ中もずっと「やった、やった!」って。頭真っ白でした(笑)。

――まさに温かい和≠ェあふれるグループに入りましたね。ちなみに、アニメやマンガが好きとのことですが、好きな作品は?
井上 『エヴァンゲリオン』とか『ガンダム』とか『コードギアス』とか......。私、機体≠ェ出てくる作品が特に好きなんです。戦闘もスケールが大きくてカッコいいし、直接的に「人対人」じゃないからハラハラせずに戦闘にのめり込めるので。
――なるほど(笑)。いつかコックピットに乗ってみたい?
井上 戦わず乗るだけなら......。でも、神経接続が必要なエヴァだけは乗りたくないです(笑)。