怖かった。一位じゃなかったらどうしようと。瑛紗への愛はそんな数字で測られるものであって欲しくなかった。でも現実に、俺の気持ちは間違いなく数字で測っている。瑛紗はナンバー1の子だと、一抹の不安を抱きながらも願っていた。
結果、ぶっちぎりのトップ。
でもこれは、乃木坂のこれからの歴史の中では俺の葛藤がお預けになっただけかもね。