本気で詩を書いてみよう
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とっても好きで、すっごく嫌いな、君になりたい。
でも、君とそっくりにはなりたくないよ。
だって、君みたいな素敵な人は、二人としていないから。
君になれないなら、君の大嫌いな人間になりたい。
君の大嫌いな私が君のそばに行くだけで、君が不機嫌になってくれれば。 なに
なあに
なんだってば
マスク越しに舌をだしてるね
わかるよ
言葉生み出せなくなったのは
言葉に興味がなくなったわけじゃない
じゃあ
なに
なんで 掃除機を買った
すぐにこわれた
掃除機を買った
またこわれた
掃除機を買った
こんどは大丈夫だった。
これを
三度目の掃除機
という 月光殺人事件
海ぞこめいた
あおい光のなか
心臓を一突きされ
自らの影を抱きしめ
溺れ死ぬ者のゆらめきで
彼女はくずおれた
なおも矢継ぎ早
月の鎌はまっしぐら
夜を切って走り
彼女のやわらかな耳朶を
あざやかに削いだ
見よ
三日月をふところに呑んだ犯人は
血に染った叢雲をかきわけ
とおい喝采のように
風にとけ去った ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています