何か一つの譲れない夢を歌っているのではなく、
繰り返し夢を見てしまう自分自身の事を歌っているのだろうと思う。
「追いかけても掴めないものばかりさ」
ここも、夢や憧れが無数にある(あった)を示唆している。

ASKAはこの歌を「青春賛歌」と言っている。
「僕らはいつだって風邪を引いたまま」というのは、
青春の気持ちを引きずったままと取れる。

何度も夢の喪失を経験し大人の諦めの視点を得ても、
それでも尚も憧れに手を伸ばし続けようと誓いを立てているのではないか。
「すべての夢を手にしたような…(少年) 忘れない」

凄くベタな言葉に要約すれば「青春の気持ちを忘れない」かと。