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000119 ◆gwnULb/9mw
垢版 |
2010/11/08(月) 22:43:01ID:gLPovKZg
前の人が出した題にそって詩を書き、 次の人にお題を出すスレです。 詩を書いた人は必ず新しいお題を出してください。


「風鈴」

記憶している事は何かと語らう縁側が暖かければ
その人は人には無いものを持っている
銅張りの瞼が開くまでの時間を知っている事で
僕らはまだ見ぬそれを補おうとする

レム睡眠の震える目玉の奥底で
冷たい水をゆらゆらと
細い灯火をゆらゆらと
蓋の下で扱えるものは小さい

聴いて眠る時
風上が林の明かりに隠れ
土の上に短い影が色濃く落ちて
雲の降らせたような島を作る

砂場で人が泳いでいる
洗い物が風を嗅ぎ
帆のようにはためく



次は「AKB48」でお願いします
0568名前はいらない
垢版 |
2014/05/07(水) 09:14:42.46ID:3di/OZ80
七つの柱と泉のある中庭のホヌヒョン、、、

全く意味の解らないお題に憂うつな気分です

見ず知らずの人間に嫌な思いをさせられる者の気分などに構っていられないんだろうか

「旅の恥はかき捨て」

これはだから捨てて善いと言う意味じゃないんだと戒めになりました





次は「お金が怖かった」でお願いします。
0569ちーちゃん
垢版 |
2014/05/07(水) 12:52:09.31ID:Kvw8BhTj
お金おっかねぇーーーー!!

次は

「幻モーテルと実際モテない君の遊戯」
0570名前はいらない
垢版 |
2014/05/07(水) 14:20:10.84ID:3di/OZ80
「幻モーテルと実際モテない君の遊技」

熊の味を知ったリアル素人童貞は

肥溜めに浸かり果てる事の無い妄想を楽しむ

「壬生菜農家の嫁の糞もこれに混ざってる筈や」

手で救い上げて恍惚に達する




次「誰かが五月雨に討たれ濡れている」で、お願いします。
0571名前はいらない
垢版 |
2014/05/11(日) 20:50:22.46ID:qPoSOy+J
「誰かが五月雨に討たれ濡れている」

みどり色したカエルが鳴いている

今朝は雨

くもり空から白い雨粒が線になって落ちてくる

カサをさす人々の群れが道を過ぎていく

誰もが足早に目の前を通り過る

アスファルトが鳴る足音のシンフォニー

いつも雨の朝はこんなだろう

少し楽しげで少し悲しげでそして忙しげで

いつかいつの日かの朝もこんなだったのかも

雨だれの響く中しっとりと聞こえてくる

あなたがこんな雨の中でどこかで討たれて濡れている音が

5月のこんな雨の朝に気がついて


次「紫陽花の芽」
0572名前はいらない
垢版 |
2014/07/10(木) 00:30:01.23ID:Eeu58b+J
「紫陽花の芽」

暖かく湿った南風は
たくさんの生命を育てる

美しい花を咲かせる植物も

豊かな森を啄んで生きる
動物や鳥や虫たちも

蒸し暑さに愚痴るけど
梅雨の季節は日本列島に

潤いをもたらせてくれる

葉の芽 花の芽

紫陽花は薬にもなるけど
牛や山羊から身を守るんだよ

自然の世界じゃ
九条なんて無いから、、、

日の光と養分と水だけで育つ
連鎖の底辺にいる紫陽花も

猛毒を持っていて

蛮行を躊躇しない侵略者には

自衛権を行使するんだ

資源が少なくても
旭日の誇りと知恵と和の心だけで
頑張って来た日本

紫陽花が花を咲かせる様に
日本を守りましょう







次「晴れた日の朝」でお願いします。
0573名前はいらない
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2014/09/10(水) 01:02:01.07ID:Hvpe88Hc
「晴れた日の朝」

晴れた日には
なぜこんなにすがすがしく日が照るのか
なぜこんないまいましくまぶしいのかと
ケチをつけて
雨の降る日には
なんでこんなにジトジトとうっとうしいのかと
なぜこんな暗く空が重いのだと
不満をたらしながら
いつどんなときでもなにかにつけて言いながら
また今日もまた明日も繰り返し窓を開ける

あるときは湿った空気を
あるときは乾いた空気を
おうちの中にとりこむのだ
毎日くりかえしくりかえし

次「重陽(ちょうよう)」
0574名前はいらない
垢版 |
2014/09/13(土) 11:19:11.86ID:EhmKKNLO
「重陽の日に」

9月9日は重陽、別名菊の節句らしい
菊と言えば仏様に供えるイメージがある
秋、お墓の前には沢山の菊が飾られるようになる
この花から思い起こされるのは、空虚、喪失のような深い悲しみ、心にあいた穴のような感傷
その姿は高貴ではあるのだが、見るとどこかしみじみとしてしまう

11日で震災から3年半
墓前に菊を供える人々の声なども報道されていた
3年前のこの日を境に余りにも色々なことが起こり日本は痛んだ
地震津波で多くの人命が奪われた上、何故この時原発は爆発したのか?
これは人災ではないか
防ぐことも出来た傷ではないのか
教訓とか反省とか、ここから学ぼうと考えるにも起きたことは重すぎる
日本人が傷を忘れ心の底から笑える日はまだ遠いかもしれないと
ふとそんなことを思った
0575名前はいらない
垢版 |
2014/09/13(土) 11:19:30.28ID:EhmKKNLO
>>98-99を見た時、この人凄いなあ、預言者かと思いました
で、次のお題「預言」
0576かささぎ
垢版 |
2014/09/18(木) 11:14:07.53ID:FX0r0Xqb
 
預言

災いは北から来る
そうエレミアが言ったから
何代目かのヨアキム王が延々と塀を作った
金がかかるからヨシヤとだれかが言ったが聞き入れなかった

北の方コレアイのひとびとは腹をすかせて
乳と蜜の流れる国
ソラマメとラーメン麦の国にあこがれ
無数の梯子をかけて塀を越えようとしたが
ヨアキムの軍隊がイザヤイザヤと迎え撃って
みんな逃げかえった

ヨアキム王のご祐筆のいもうとの
嫁いだ先のおっかさんの甥の娘がイスラエルで
やたらはだかで不倫をするので
主はいかっていましめたが
主よいつまで怒っていらっしゃるのですか
と言ってイスラエルは着物を脱ぎ始めた
主はまあもうしばらくと言われた

ヤコブはけむりといっしょで
天へ登りたくて
コレアイたちが置いて帰った梯子をつなぎ合わせても無駄だろう

その梯子を買い取ったのが蜀の王様で、
桟道に使おうとしても無駄だったと
李白というやつが詠うだろう

そこでエレミアの予言も終わっている
というのが偽書
エレミアも予言できなかったコシガエアの大地震で
どこかの土蔵からこぼれだした
と言ったのが例のアサヒエア
ガセだと指摘されたら、ニセモノのニセモノだから本物だ
と言ってる頃イスラエルの後裔たちがいちじくとソラマメの畑を作ると
やたら砲撃を繰り返したので
イスラエルの代わりにガザの山がはだかになった

そうアルジャジーラが伝えたと伝えたのがやっぱりアサヒエア

みなさんおやすみねんねしな

 (固有名詞もどき濫用おゆるしください) 
    次の方「秋のハツカネズミ」でよろしく
0577名前はいらない
垢版 |
2014/09/18(木) 20:39:45.83ID:zye/+xVb
「秋のハツカネズミ」

馬肥ゆる秋というけど

ここ納屋に棲んでいる彼らも満足していた

積まれたたくさんのお米が今年もいっぱいなんだ

管理が甘いから食べ放題

仲良くなった屋根に棲んでいるスズメたちとも分け合って

チュウチュウ、チュンチュンとにぎやかだ

今年もたくさん食べれてうれしいね、と笑いあっていた


次「ちいさな童話」
0578名前はいらない
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2014/09/23(火) 14:40:28.21ID:rMuhFiv2
  …ちいさな童話…

ねずみとスズメの蜜月は暫く続いたそうなんじゃ、、、

そう、、、あの忌まわしいねずみが現れるまでは、、のう

恐ろしいねずみじゃった、、、


い・忌まわしい、、、
お・恐ろしい、、、

いったいどんなねずみなんだろ…

顔を曇らせた子供たちが懸命に頭を働かせ出すと

紙芝居のおじさんは、、、

「はい!ここまで!つづきを聞きたい子は飴を買ってくださーい!」
と声のトーンを上げた

「えーーーー!?」
びっくりする子供たちの中で利口な子が落ち着き払って言った

「そのねずみも、後からお金を請求するんだ、このおじさんみたいにね」

不敵に笑いながらおじさんは言う

「やっぱり子供だな、米以外にも納屋の物を食い散らかして、全てスズメのせいにしちゃうんだよ」


次は「豊穣祭」でお願いします
0579名前はいらない
垢版 |
2014/09/27(土) 01:31:42.30ID:sa3ftDwF
「豊穣祭」

ハッピを着た子供が遊んでいた

高い空に赤とんぼが飛んでいた

太鼓の音が聞こえていた

お神輿が担がれていた

ススキの穂が揺れていた

梨や柿が並んでいた

米俵も積まれていた

納屋のちいさな生き者たちも喜んでいた


次「美酒の香り」
0580名前はいらない
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2014/09/30(火) 00:49:15.47ID:OPtBblRW
「美酒の香り」

いつだって闘ってきた
全てを勝ち抜いて手に入れてみて
いざ頂点に立てば何があるのか
足元には追い付こうともがいている皆がいた
何故ここまで来て後悔が胸に迫るのか
甘いハズの勝利の美酒はほろ苦い味がした…


次「背中」
0581名前はいらない
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2014/09/30(火) 21:52:36.37ID:OC+6uF/V
“背中”

カレーライスを背に載せ運ぶゾウリムシ
おまえの見届け人は歯にクラゲが絡まっている
あまつさえ
たったひとつの巨大な眼球を蚊に刺され
遠ざかりゆく夢の桟橋を見ていた

「ねぇねぇこのスレのポエムどれもこれもやけにレベル高くない?」
「うん高い高いびっくり仰天やわ腹立つわ〜デパートに放火したろ」

放火はさすがにヤバイので
代わりに前を歩くヤーさんの背中にドロップキックど〜ん
ちょうどその頃…
無限大に増殖したゾウリムシの群体が三越本店のデパ地下を埋め尽くしつつあった


次のお題は「繊毛」で
0582名前はいらない
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2014/10/03(金) 16:05:30.24ID:PMixR0Vi
「繊毛」

彼女のまぶたにはビッシリと
繊毛のようなまつ毛が覆われていて
伏せ目がちなその顔に濃い影を落としている
暗く無口な性格に合わせて
彼女のこころをも覆い隠すかのように
僕はこじ開けることができない
彼女が自分でまぶたを開けるまで
その目で僕を見つめてはもらえない
いつもじれったくしかし自分からは積極的に
開かせられはしないのだ
そんな僕の気持ちが伝わるのか
彼女はますます繊毛で心閉じこもるのだ
0583名前はいらない
垢版 |
2014/10/03(金) 17:06:03.68ID:PMixR0Vi
次「大人の扉」
0584名前はいらない
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2014/10/04(土) 10:47:56.25ID:G75dOjeX
「大人の扉」

旅人は星の王子様だった
兎の穴を抜け
掟の門を突破し
どこでもドアでワープし
社会の窓をくぐり
夏の扉を開けて
灼熱の砂漠を歩いていると
王子様の前に最後に立ちふさがったのは
大人の扉だった
もしこれを開けて通ったら
不誠実で不潔でエロくて
ギャンブルにしか興味のない
ドメスティックバイオレンスのおっさん的な
くっさいくっさい大人になってしまう
王子様は引き返そうとしたが
それはやめて普通に迂回して前に進んだ
途中でお腹がすいて動けなくなったので
砂漠の中に倒れこんでいると
イスラム国の狂戦士がラクダに乗って通りかかり
王子様をテロリストにスカウトした

数週間後…
王子様の率いるジハード部隊が
クルド人の村を襲い
殺し尽くし灼き尽くし奪い尽くした

次は「光の海」
0585名前はいらない
垢版 |
2014/10/05(日) 18:24:57.34ID:twqOHZ20
「光の海」

おだやかな木漏れ日
揺れるカーテン越しに差し込んでくる光は柔かい
トムの膝の上でまどろんでいる彼女は
とても心地よさそうに目を細めている
ここには彼女のような子たちが大勢いる
行き場を失いつらかった過去を皆は忘れて
やすらかな安息の日々だけが流れている
静かな午後、部屋には今
光の海がたくさん溢れている

次「訪れた気配」
0586名前はいらない
垢版 |
2014/10/06(月) 22:54:16.23ID:SGAm6kh3
「訪れた気配」

だれ?
暗闇にうごめく人影
強盗?
キラリと光るナイフ
男は黙ったままジェスチャでパンツ脱げのサイン
ああ美人薄命って私のことね
覚悟を決めてパンツを差し出したら
そのまま走って男は逃げた
え?どういうこと
興味は私のボディーじゃなくて
ぱ、ぱんつ?

次「パンツを持ち去った男」
0587名前はいらない
垢版 |
2014/10/07(火) 14:45:54.30ID:hATMTMp1
 「パンツを持ち去った男」

くるくる風に舞いながら飛んでッたぱんつ

でッかくて真ッ白くてピカピカの

ボクのママの作ッてくれたぱんつ

今年の台風の日に飛んでッて行方不明

お山越えてどこまでも

ママと探したのに見つかんない

どこまで行ッたのボクのぱんつ

という子いぬとママの気も知らずに

小汚いゴミ箱に居棲むワンコの今は

彼のぬくもる尻の下にとそれは敷かれて…


次「ホームカミング」
0588名前はいらない
垢版 |
2014/10/07(火) 23:07:22.00ID:/qKpYSx3
「ホームカミング」

アイムカミング!
叫んだ声は隣の壁を越えた
汗ばんだ二人のコーラスによって

バッキャロー深夜に何やってんだ静かにしろ
怒鳴り込んできた隣人に対して彼は苦しまぎれに

「ホームカミングの聞き間違いですよ」
「何で夜中なんだ」
「テレビの音声じゃないですか してませんよそんなこと」

その場をなんとか切り抜けた
裸のままさりげなく

次「服ぐらい着てから言え!」
0589名前はいらない
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2014/10/12(日) 01:50:26.14ID:j2mOCLZl
「服ぐらい着てから言え!」

むき出しのままじゃいけないよ
そのままでは殺意と悪意が丸出しで
まともに話せないだろう?
アンタの言いたいことは充分にわかっているさ
だからこれから戦いを臨めるというワケ
だがこちらはこうしてナリを整えていると言うのに
なんだアンタはむき出しの闘志まんまのすッポンポンで
そのままでこちとら対等に挑めると思っているのかい?
いいから早くナリ整えてこい
でなけりゃ相手になんぞできるもンか
俺とやりあいたいだと?ふざけていらッしゃるよマジで

服ぐらい着てから言いやがれッてェの!


次「紅い月」
0590名前はいらない
垢版 |
2014/10/12(日) 12:32:02.64ID:mCCe61He
 「紅い月」


ん?

ドン 背中に何かがぶつかった
ヨロヨロした足取りで
缶ビール片手に歩いてる

これくらいの量でふらつくなんて
ありえねえ
どうしたんだこれは?

見上げれば月は真っ赤だった

次「背中に刺さったナイフ」
0591名前はいらない
垢版 |
2014/10/19(日) 00:50:04.13ID:Hn5kcwlN
「背中に刺さったナイフ」

背中に刺さったナイフが
背中に刺さったりしているものだから

痛みは感じているのに
背中に刺さっているのに気づかない

背中に刺さっているために 見えないナイフを
見ないですむのは
あるいは それは 幸せであるといえないだろうか

たとえばの話
自分の背中にナイフが刺さっているのを
もしも見てしまったら

そして もしも それが 
とてもとても痛そうなナイフだったら
怖くて泣いてしまいそう

次 「乾いた空気」
0592名前はいらない
垢版 |
2014/10/19(日) 08:27:55.72ID:k/9pGWLh
「乾いた空気」
明日の朝までに乾いた空気23パック入り7ケースを東京の本社に納品しなくてはならない
工場に集めれられたA級ブレス技師たち総勢16名は夜間を問わずフル稼働で空気乾燥作業に励む
工場の中心の位置に設置された全長約15mの筒状の空気乾燥機(通称マウストゥマウス)に
空けられた10の唇を模した穴、A級のライセンスを持つブレス技師達は
そこに唇を重ね息を吹き込む事で中の新鮮な空気を乾かしていく
マウストゥマウスを一度稼働してしまうと新鮮な空気をすべて乾燥させるまで停止する事はできない
そのためブレス技師達は常に時間との闘いを強いられる。
己の肺活量を信じ途切れる事のない集中力を保持した者のみがこの闘いに勝利するのである
空気乾燥が始まって6時間、過呼吸に陥るもの、酸素不足で幻覚に囚われ行き倒れるものが現れる
それでもブレス技師達はマウストゥマウスを止めない。世界中の子供達が乾いた空気を心待ちにしているのだ
クリスマスや誕生日の席で胸をときめかせ包み紙を破り乾いた空気のパックを取り出す
開けた途端に広がる四十代後半の男達の口臭、苦悶の表情を浮かべる子供達
そんな子供達の笑顔のために今日も彼らは己の命を燃やすのだ
0594名前はいらない
垢版 |
2014/10/19(日) 10:30:49.08ID:T43Kjb2r
「魔の山」

もう来ないよね
息を切らせながら振り向く
地面に流れ出す得体のしれない液体で
靴は溶けていた

来ないよたぶん
自分を言い聞かせるように
歩幅を速める
もうすぐ夜が明ける
森を抜けたらきっと助かる

でもここは化け物の長い長い食道の中だった



次「溶かされる希望」
0595名前はいらない
垢版 |
2014/10/19(日) 16:46:08.51ID:HzJmOQ10
「溶かされる希望」

常温で流れてしまったね
排水溝がごちそうさまと言っている
ぼくは足で捕まえようとしたけど間に合わなかった
まあそんなものだろう
必要に反して不必要に応じて変化できると思うほうがどうかしている
それでもぽこっとうまれた雲を見て早く落ちてこいと言ってるんだから図々しいにもほどがある


次は「白雪姫からのお裾分け」でおねがいします
0596名前はいらない
垢版 |
2014/10/20(月) 19:45:58.18ID:uLHWOhzN
「白雪姫からのお裾分け」

先日のりんごずいぶん美味しくいただきましたわ
え、そう?
ええ、ぜひそのお礼として
い、いいえ、そんなことしていただいたら困るわ
そんなことおっしゃらずにぜひ!
いいえ要りませったら
食べていただかないと私の気が済みません

一人の男を巡って女の激しいやり合いが続いてる
実はこれが本当の話
白雪姫と女王 やったらやり返す 
女は恐ろしい…


次「女が可愛いのは最初のうちだけ」
0597名前はいらない
垢版 |
2014/10/22(水) 00:14:30.20ID:T1rsFAPS
女が可愛いのは最初のうちだけ


今思えばあいつ
かなりおかしい奴だったのかも

ゴタゴタばかりもちこんで
なんでか俺があちこち奔走して

やっとカタがついたかと思えば
俺との生活がまるで地獄のようだと泣いて

おいおい 俺は悲劇の悪役かよ

はいそうですかと別れれば
別れたくはなかったなんて怪メール
どういう意味ですか

過ごした時間はほんの一瞬
いまでは俺は喜劇の脇役か

あいつのことを思い出さない日が
俺にとってなにより平穏無事な一日

狂気の暴風独裁女王様と対峙して
一心不乱に俺の 自己という種族の
自己保存本能を奮い立たせる闘争の日々は終わり

嵐は去り あいつもいなくなって
それでも こんな雨の夜にはふと思いだす

ええと もとはといえば 
そうだ 出会った日のあの笑顔

俺は あれにだまされたんだな たぶん

今思えばあいつ
なかなか面白い奴だったわ



次「不適切」
0598名前はいらない
垢版 |
2014/10/24(金) 19:34:50.78ID:V0Rj3o0P
「不適切」

ごめん 君が黙ってくれないので仕方なかった
若い教師の彼は 壁に追い詰めた私の唇から
そっと離れた

おや? まさかキス初めてじゃないよね?
悔し涙で濡れた瞳を あざ笑うかのように…

私はこう反論した
先生 不適切です そのやり方っ!




次「強引で卑怯 大っ嫌い!」
0599名前はいらない
垢版 |
2014/11/02(日) 23:45:01.61ID:bGkjcGlm
「強引で卑怯 大嫌い」

やはりこれだけは
いつまで経っても慣れることはない

鎖骨にかかるシャツの布地のうっとうしさ
それはまさに
鎖骨にかかるシャツの布地そのもののように
ただただ 鬱陶しい

できることなら この鬱陶しいシャツの
忌わしい布地を引き千切って投げ捨ててしまいたい衝動

俺以外のこの世に住む全ての
俺を除く俺以外の人達は

この耐えがたい鬱陶しさを
鬱陶しそうな表情ひとつ見せずに
やり過ごしている

それならば 俺も
この鬱陶しさを
うっとうしそうなそぶりひとつみせずに
やり過ごそう やり過ごして見せよう

しかしながら
やり過ごそうやり過ごそうと思えば思うほど
この鎖骨にわだかまる耐えがたい
鬱陶しさが 耐えがたいほどに
わだかまっていくのも
やり過ごせない事実なのであったのでした



次「トマト砲兵隊」
0600名前はいらない
垢版 |
2014/11/03(月) 00:05:51.86ID:Z+pHcOx5
「トマト砲兵隊」

船長ー 弾がありません!

ああ 全部撃ちつくしちゃったのか
しょうがないな
何でもいいから近くにあるもの
砲身に詰めて ぶっぱなせ

イエッサー

敵の船がみるみる真っ赤に染まっていく
何だあれは?

トマトの弾です!


次「食糧なしでどう生きてくんだよ」
0601名前はいらない
垢版 |
2014/11/07(金) 22:45:46.62ID:Khj4pCrh
「食糧なしでどうやって生きていくんだよ」

と 船長はいったけれども
そもそも食糧がなくなったのは
船長の判断に誤りがあったからなのです

炸裂弾は実は一発だけ残っています
でもこれは 最後の最後に使う切り札
どうしても使いたいなら
海軍大臣の許可がいるといわれていて

食糧がないならお菓子を食べたらいいじゃないと
暴徒を前にした専制君主の女王様なら
そう言うのかもしれないですけれども

食糧がないなら いざとなったら
ボルトでもナットでもかじってみましょう
それが無理なら 釘でもなめて鉄分を補給

水はなくても海水はありますが
肝臓をやられるおそれありです

いろいろ考えた挙句 えられた結論
やはり食糧はどうしても必要ですよ

そうして 砲弾も食糧も失って砲船は
最寄りの港への撤退を余儀なくされるのでした

それこそが 常識的かつ当然の
ごくごく当たり前の結末と
言えなくもないのではないでしょうか





次「笑顔のふれあい修羅場」
0602名前はいらない
垢版 |
2014/11/09(日) 16:41:02.35ID:X7KR/MPl
   笑顔のふれあい修羅場


香織って誰かしら?
「何のことかな」
僕ちゃんカオリンの○○○をモミモミって何?
「人のケータイ勝手に見てんじゃねえぞ」
わたしのケータイに来たメールだけど?
「誤送信?」

俺は言った瞬間
妻の笑顔が凍りついたのを目撃した


次「このチンカス野郎がっ外で遊んでんじゃねーぞ」
0603名前はいらない
垢版 |
2014/11/10(月) 22:01:18.52ID:q/BARwW6
「このチンカス野郎がっ外で遊んでんじゃねーぞ」

妻に浮気がバレてしまったが俺は一向に構わなかった。
あんなカオスが贅肉を纏ったような悪夢的な女はこっちから願い下げである。
俺にはカオリンがいる。俺はすぐさまカオリンに電話を掛けいつものホテルで落ち合った。
「カオリン…俺、決めたよ。妻と別れてカオリンと一緒になる。」
俺はカオリンの小さめの乳房に顔押し付けながら指をポール牧のように何度も鳴らした。
しかしカオリンの返事は俺の予想を反するものだった。
「やだぁ、何マジになってんの?私達最初から遊びのつもりだったじゃない。
それに来月私、今カレと結婚するのよね。」
「えっ?」俺は千羽鶴を折る手を止め彼女の厭らしい身体から顔上げた。
「今日で会うの最後にしましょう。それなりに楽しかったわ。bye」
俺は泣きながらホテルから駆け出すと横断歩道の真ん中で神に愛とは何か尋ねた。
そんな問い掛けに答えるかのように四トントラックが俺に突っ込んできた。
俺の体はプラモみたいに弾け飛んだ。気がつくと俺はあの悪しきマイホームの寝室にいた。
両手両足は事故の影響で切断され舌は自分で噛み切っていた。そして首には首輪。
妻の豆腐のような笑顔が覗く。「もう大丈夫よ。私のワンちゃん。一生私が面倒を見てあげる。」
俺は「あうっあうっ」と呻きながらベッドから転がり落ちそのまま這って庭に出た。
夜空に美しい月が浮かんでいる。俺は口で庭に穴を掘り、そこに肛門を近づけてフルフルと震えながら糞をした。
長い一本糞だった。それをすぐに肛門で切らずしばらく尻尾のように遊ばせてやった。
0605名前はいらない
垢版 |
2014/11/11(火) 23:29:06.58ID:YJiZYIuT
    「ニセハワイ」

カオリンは遊ばれ 男に捨てられていた
カネの切れ目が縁の切れ目だった
貢いでいたのは香織のほうだった

以前は年下の彼のすべすべの肌に
毎日皮脂を刷り込んでもらっていたのだった
今は男日照りで肌はカサカサ

畜生!悪態をついても金は戻ってこない

借金を返すため夜の仕事に身を投げていた
店の名前は「フィリピンパブ、ハワイ」

何でフィリピンなのにハワイ?
それは聞かない約束だった

黒服の男が叫ぶ
カオリンさん指名です
0607名前はいらない
垢版 |
2014/11/12(水) 01:17:35.91ID:hyBsRyFH
「男なんか男なんか…」
「はぁーい。」カオリンは溜め息まじりに立ち上がると鏡の前に立った。
あたし…頑張らなきゃ。そう自分に強く言い聞かせ拳を強く握った。
店内には陽気なハワイアンミュージックが耳をつんざく程の大音量で流れている。
カオリンはすっと息を吸い込むと握った拳で自分の顔面を三度ほどぶん殴った。
鼻から血が滴り落ち、前歯が一本床に転がった。−−よし!やってやるわ!
覚悟を決めドアの方へ振り返るとそこには既に客がいた。
客は全裸にネクタイというシックな出で立ちだった。四十代後半のなかなかの良い男である。
「写真で見るより可愛いね。」と男は微笑んだ。
「ありがとうございます。」カオリンは営業的なスマイルを浮かべるとファブリーズを手に取った。
「消毒しますね。失礼します。」男の足元に跪くとカオリンは
男の剥き出しの股間にファブリーズを吹きかけた。
「ひゃあっ!」と男は情けない声を上げたが満更でもない様子だ。
「それでは、プレイを始めさせて頂きます。お時間は三十分です。」
「ああ。」と男は答えると壁に掛かってある幾つかの武器からボーガンを選んで構えた。
「じゃあ、あたしは…これで。」
カオリンは年代物のフェンダーのテレキャスターを壁から下ろすと肩に掛けた
小さめなカオリンの乳房がぷるんと揺れた。向かい合った二人の間を張り詰めた空気が漂う。
そしてゴングが鳴った。カオリンはこの世の者とは思えない程の雄叫びを上げた。
それはこの世界総てを否定する少女の新たなロックンロールミュージックの始まりだった。
0609名前はいらない
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2014/11/12(水) 20:53:49.10ID:Ueohe+27
「メガネの因果」

後ろから突然 腕を掴まれた
痴漢だと思った
振り向きざまハイキック
ヒールで踏んづけてボコボコにした
ヒールで踏んづけた犬のウンコを
男のスーツでさりげなく拭いた

カオリンは自分でもカッコイイと思った

しかし違った 
アミューズのスカウトマンだった

男は立ち上がって
割れたメガネを捨てて男は言った
まずはこれを聞いてみてくれ
http://www.youtube.com/watch?v=ykJL_nuzUR0


これは…
カオリンに衝撃が走った
カオリンの求めてる音楽がそこにあった

握手を求めた
カオリンは一瞬、男の手にウンコついていて
OKするのをためらったが
世界中のスキンヘッドを熱狂させる誘惑に負けて
握手した

カオリンは少し歳(27)がいっていたので
名はBBAmetalとなった

歌姫 カオリンのデビューが決まった!


次「デビューシングル」
0610名前はいらない
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2014/11/12(水) 21:32:20.86ID:zkbCyPpu
デビューシングル・・ いけないこと・・

人と人は対等だ。

しかしセックスアピールという意味で本能による差別はのこる。

結婚できないのは何のせい?

・・デブーシングル・・
0611名前はいらない
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2014/11/12(水) 21:33:29.72ID:zkbCyPpu
次 朝鮮 。
0612名前はいらない
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2014/11/13(木) 06:34:53.74ID:WDQP6ARn
    「朝鮮」

尻笛はなぜ 
遠くまで 聞こえるの
あの匂いはなぜ 
黙ってても 判るの
教えて お父さん
教えて お母さん
教えて そこにいる誰か


どうだね?
渡された歌詞を見てカオリンは絶句した
巨匠の渾身の作詞だった

でもアイドルになるためには
避けて通れない挑戦だった
0613名前はいらない
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2014/11/13(木) 06:35:44.36ID:WDQP6ARn
次「少女の新たなロックンロールミュージック」
0614名前はいらない
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2014/11/18(火) 22:07:30.69ID:jG4tmBZO
「少女の新たなロックンロールミュージック」

宮崎顔夫は会議室で頭を抱えていた。
自身の引退作となる長編アニメ映画「みんな爆発して死ね!」の公開が近づいているというのに
この映画の世界観を表す重要な主題歌がまだ決まらずにいたのだ。
顔夫は会議室に集まったスタッフ一人ずつを火鉢の棒みたいなやつで殴打しながら詰め寄った。
「君たちが候補に持ってきた楽曲はどれも違うんだ。
もっと皆の憎悪を掻き立てるような楽曲が欲しい。わかるかい?」
顔夫は吸っていた煙草をスタッフの顔に押し付けると憮然として表情で会議室を後にした。
ちっ、どいつもこいつもよ。気分転換を兼ねて街へ出た顔夫はガードレールに腰掛けた。
すると、どこからともなくと歌が聞こえてきた。
それは哀愁と憎悪が入り混じったような陰惨なレクイエムだった。
歌が聞こえて来る方へ顔を向けるとそこには一人の女がいた。
「その歌、なんて言うの?君、名前は?」そう顔夫が尋ねると、女はにこりとした。
「私はカオリン。この歌の名は朝鮮です。」「カオリン……そうか……」
顔夫は微笑みながら彼女に近づき彼女の髪に触れた。
そして一通り髪をなで終えると突然彼女の頭を掴み、そのままガードレールに叩きつけた。
「胸糞悪いんだよ!このアマっ!」そして降りしきる雪の中、悲しみに暮れながら顔夫は家に帰った。
0616名前はいらない
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2014/11/23(日) 12:40:23.90ID:++CxEx5t
「歯磨き粉」

カオリンは耐え忍ぶ女だった
前の男も その前の男にも良く殴られた

顔夫に食らったガードレールの一撃で前歯が欠けた
歯磨きしたらその隙間から漏れた
そして 乾いて唇に白い粉が固まった

顔夫の家の前にテントをはって45日
座り込みのアピールも
顔夫の部屋のカーテンは閉じたままだった
私 絶対あきらめない!
異常なまでにカオリンはポジティブな女だった
0618名前はいらない
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2014/11/23(日) 20:05:35.49ID:TEDOY959
「根負けした男」

「ほら、お散歩の時間よ。お散歩だいしゅきでしょ?」
と、まるで子供をあやすかのような口調で妻が俺の首にリールを取り付けた。
事故で四肢と舌を失って半年。俺は犬と同じような生活を送っていた。
会社は当然のごとく、クビになり、代わりに妻が働くようになっていた。
以前、妻が勤めていた芸能プロダクションは妻を快く受け入れた。
俺は知らないが、妻は業界ではかなり有名なやり手のマネージャーだったらしい。
なんとかってアイドルも妻の売り出し方で一世を風靡できた程だったとか。
俺は死んだ目で空を仰ぎ見ながら、そんな妻に路上へ引っ張りだされた。
ちっ、こんな寒い日になんで丸裸で町内を引きずり回されなきゃなんねえんだ。
妻は嬉しそうに口笛を吹いている。近所のババァ何人かとすれ違ったが、みんな妻に
ニッコリと挨拶して去るだけだ。あそこはああいう家だからって事で納得できる単細胞共め。
思いつく限りの悪態をついてる内にいつものデカい家の前を通った。
宮崎顔夫とか言う基地外監督の家だ。悪趣味な家め。絡まった痰を吐いたその時だった。
テントから現れた一人の女と目が合い心臓が止まりそうになった。その女はカオリンだった。
「はおいん…」俺は千切れた舌を震わせた。
0620名前はいらない
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2014/11/25(火) 23:11:35.64ID:3iRH1qz+
「ネギ祭り」

昔の男などすっかり忘れていた
首と胴体だけの生き物を見て
カオリンはチャンスだと思った

顔夫はグロテスクな化け物に興味があった
これを利用しない手はない

「おいでテト 怖くない怖くない」
カオリンは土鍋で熱した熱いネギを箸でつまんで誘った
化け物はチラリと飼い主を見上げた
「いいのよ遠慮しないで」
と飼い主に言われてしぶしぶ従った

「ぼぐえーっ」化け物がネギで舌を火傷した
すかさずカオリンは言った
「怯えていただけなんだよね」
強く抱きしめられて化け物は下を噛んだ
「ひんぎゃあああああ」

その声で顔夫の部屋の窓が突然開いた
「君が映画の主役の声優だ」とカオリンを指名した
ついにカオリンの想いが届いた
後の「胸の谷間のナウシカ」の誕生である
0621名前はいらない
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2014/11/25(火) 23:13:03.21ID:3iRH1qz+
次、「は、恥ずかしくてセリフ言えません」
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2015/03/01(日) 00:31:24.02ID:Nnv///qe
「は、恥ずかしくてセリフ言えません」

深夜のパソコンの前、俺は小説を書いていた。

小説の中で、妹が兄に愛を告白する。
「セックスしたいよう、兄ちゃんのモノをしゃぶりたい、大好きだよ兄ちゃん」

せっかくのなので、妄想の声優(女の子)を呼んできて、兄(俺)への告白をさせてみよう。
「は、恥ずかしくてセリフ言えません」と、はっきりと言われた。

そうなのか、妄想の妹さえ俺を裏切るのか・・・。
まぁ、人生とはそういうモノだから。


次のお題、「空がとっても青いから」
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2015/03/17(火) 00:29:32.58ID:+urPZyN0
「空がとっても青いから」

今日はまっさおなキブン

もっているパレットに濃いブルーの色を広げた

このままキャンパスいっぱいに塗りたくるのだ

だってこんなにもこんなにも広い青い空を

描かないワケにはいかないもの

スカスカだったボクの枯れたこころにも

なんだか青空が広がってゆくそんな気がして


次「あなたがアタシの常備薬」
0624名前はいらない
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2015/03/20(金) 00:54:45.26ID:gLdaIVD5
「あなたがアタシの常備薬」

愛と言うモノがある間は
あたしの背中は見えないモノで焦げていた
煙でユラユラと陽炎のよな熱い熱い
赤いエナジーがいつも出ていたの
それはあなたがあたしに与えてくれていたドラッグエナジーよ
だから今のあたしにはなにもない
ひとりきりの冷えた背中があるだけ
ホラなにも見えないでしょう?
あなたがいない、これはそのしるし
今のあたしはまるで冷たい木枯らしの中にいるみたい
まるで薬のキレたあやしい患者のようにさまよっている
誰もいいから救ってあたためてなんて無責任に考えている


次「アナタの誤報」
0625名前はいらない
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2015/03/22(日) 23:14:02.75ID:o9/5UcHi
アナタの誤報

その情報が誤りであるか
あるいは真実であるか

うそも方便ということばもあるけれど

真実よりも価値のある嘘
あるいは
嘘よりも価値のない真実
ああこれはどちらも同じ意味の言葉なのか

そう考えると
真実と嘘
どちらが価値のあるものなのかなどという問いは
流れる時間の前でなんら意味をなさないもののようでもあり

だからといって
僕の言葉を時間が嘘に変えてしまう
などという言い訳は

かえって あなたの怒りの火に
油を注ぐことにもなりかねないもののようでもある



次「遮蔽物」
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2015/03/27(金) 21:56:10.82ID:QG2XxHFm
遮蔽物

遮蔽物などといえば
遮断し隠蔽するなにものなのかのよう

その言葉自体が
物陰に身をひそめる弱き者の
息苦しい吐息をのみこんでいて

遮ろうとする その意思
行為そのものを遮ってすらいるように見える

なるほど
向こうから俺の姿が見えないのなら
それはあるいは
かえって好都合というものなのかもしれず

そうはいっても 夜の闇の
どうしようもないほどの夜の闇っぷりは
何をもさえぎってさえいないのに
それでいて 俺の視界のすべてをさえぎっている

何をもさえぎっていないのに
いや
そもそも関わろうとすらしていないのに
それでいて さえぎっているのだ





次「遠吠え」
0627名前はいらない
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2015/03/27(金) 23:01:35.28ID:Jomr6OQk
遠吠え

真夜中にどこかの馬鹿犬が狂ったみたいに吠えてやがる
こんなに五月蠅くちゃ一睡もできやしない
男は焦燥にかられて家を飛び出した

どこの家の犬だ? ここの家か? いやここじゃない
ならあっちの家か? いや、ここには犬はいない
男は犬を探して夜が明けるまで街中を彷徨した
しかしいくら探しても犬は見つからなかった
犬の吠える声は断続的に鳴り響いているというのに

気がつくと男は池の前に立っていた
畜生、頼むから静かにしてくれ 男は懊悩して池の中に頭を突っ込んだ
犬の鳴き声が、まだ聞こえる
そうか、男はやっと理解した
なんだ、犬はずっと俺の頭の中で吠えていたのか
安心した男は真っ赤に汚れた両手を池の水で洗って、満足したように家路についた

次「ペンギン村」
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2015/04/04(土) 02:34:35.77ID:47q/rLlw
2015年4月 真夜中の着信音
留守番電話には「奴がついに死んでしまった」と
空を飛ぶタイプのペンギンからの伝言
死んだのは泳ぐタイプのペンギンで死因は溺死
泳げるからって溺れないと言う訳じゃない
むしろ泳ぐからこそ溺れるのさ

全てのタイプのペンギンは絶滅の危機にあり
空を跳ぶ奴も最後の一匹だ
泳げない飛べないタイプのペンギンである俺もまた
最後の一匹だ
とうとうペンギンは世界にただ二匹 いずれ必ず来るであろう別れ
覚悟しているけれど
やはり寂しい
ひどく寂しい

昔、泳ぐタイプのペンギンが言っていた
「海の底にはペンギン村があるんだ。
その村のペンギンは泳げるし空も飛べると言う。
すごいと思わないか?いわば何だって出来るんだ。
なのに彼らは村から出る事は無いらしい。怖がってやがるんだ。
俺はまた彼らに会いに行くよ。
必ず村から連れ出してやる。死ぬまでに必ずな。」

嘘をつけ
そんな村はどこにもない
泳ぐタイプのペンギンは随分前からイかれていた
酒に酔い薬に溺れ
出鱈目ばかり言っていたから

でももしかして
ペンギン村はあるのかもしれない
確かめるすべは何処にもないけれど
もしかして

次は くるくるパーマ!
0629名前はいらない
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2015/04/11(土) 00:38:28.98ID:SouhWW+M
● くるくるパーマ! ◎

うずまきが幾重にも

クルクルクルクルクルクルクルクル

連なるようにうずまいて

それはまるで目まいが来るようなパターンに

クルクルクルクルクルクルクルクル

あたまのうえで踊っている

それはフシギなパーマネント

アナタの上でも回っている

クルクルクルクルクルクルクルクル

楽しげに愉快げに

歌いながら歩くたびに踊りながら


次 ( )の中のつぶやき
0630名前はいらない
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2015/04/12(日) 00:02:21.64ID:nbQetdry
 ( )の中のつぶやき

ひとりぼっちのひとりごと
彼のつぶやきはここ孤独な板の中でしか響かない
返答も求めず会話も求めず
ただただ一方的に繰り返す
ぶつぶつとクドクドクドクドと
同じコトバと語りを繰り返しているだけ
現実の世界には一歩も出れずに
現実の世界では一歩も戦えずに
つねに逃げ続けている男の惨めなつぶやきが
今日もまた響き続ける…

(誰カ聞イテクダサイ僕ハ今トテモヒマナンデス誰カ僕ト遊ビマショウ)


次 「爪の中の傷」
0631名前はいらない
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2015/04/12(日) 00:25:34.23ID:7j0BEVs9
「爪の中の傷」

誰かを引っ掻くたびに自分の爪の中に傷が増えていく。わたしは違う。わたしは大丈夫と疼いてる。

次のお題「肉か魚か」
0632名前はいらない
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2015/05/04(月) 22:05:09.14ID:Q5ukiIik
「肉か魚か」

飾った花の間から テーブルクロスに灯がおちる
空席の間に君が立ってる
並べられた選択肢を間違えたくなくてこの上なく上品な笑顔で時間をかせぐ
もっと違う道があるはずだなんて
あるはずもない期待はもうやめないか
そろそろ席について
えらんだものを同時に言いましょう

次は「優しい敵と鬼畜な味方」でお願いします
0633名前はいらない
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2015/05/10(日) 23:06:38.28ID:f6KLjfw+
「優しい敵と鬼畜な味方」

君ってイヤな奴だね
いつもそうさ優しいフリして目が本マジ気じゃないんだから
ノラ猫に恵んであげているそんな感じの目つきだね
別に皮肉じゃないけどさだってそうだろ
聖人君子のフリした極悪人てなかんじで
僕だってそうとうな変わりものなのは認めるけども
互いにマイノリティー同士だからかまわないだろう?
笑わないで聞いてよ別にヘンな話なわけじゃない
僕も君もかなりの嘘つきだけど性質は違う
優しげなラスボスの男と気の弱いザコキャラの自分とじゃ
天と地ほどに違うだろうけれど
どうして仲良くできるのか不思議だろうけどもさ
秘めたる内部の腐敗したモンが寄せ付け合うのかもしれないね
だから見捨てないでいたほうがきっといいよ
クズの注告は聞くもんさ

次 「わたしはあなたのアンドロイド」
0634名前はいらない
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2015/05/15(金) 01:13:30.90ID:ZLrIiJSL
 「わたしはあなたのアンドロイド」

スイッチを入れて今日が始まる

あなたが誘えばわたしは唄い

あなたが笑えばわたしは踊る

生きると言うことは誰かに命吹き込まれること

手も足も全てがあなたのために動いている

今日のお終いまで愛するひとのため

わたしの命は輝き続ける

わたしは人公ロボットあなたの女の子


次 「初夏の風」
0635名前はいらない
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2015/05/16(土) 22:30:19.51ID:MnTCBybk
 「初夏の風」


緑が駆け抜けて後ろへ流れてゆく

しがみつく私の声に気づかないアナタは前を見て

メットのしたの髪の毛がなびいてる

それでも私が呼びかければ答えてくれる

ふたりの声はこだまし緑と溶け合い風となる

以前アナタは通じない言葉なんか無いと語ってくれた

訛りだろうと吃音だろうとそんなの通じればいいのだと

あのとき私は勇気をあたえられた

たったひとつのちいさな出来事でも奇跡に近いこと

それ以来ふたりの絆は強まったのだと

こうして言葉飛ばし合いながら確信する

シートに熱い日差し感じながら流れて
0637名前はいらない
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2015/05/18(月) 00:54:44.09ID:iy9xQAcW
 「砂時計」

重すぎてもいけない

軽すぎてもいけない

柔らかすぎてもだめ

風に吹き飛ばず風に流されず

しなやかにこぼれ落ちるそんな

優しい砂が使いたい

壊れても割れないような大きな大きな瓶に詰め込んで

サラサラとわたしだけの時を計りたい


次 「待ち合わせ」
0638名前はいらない
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2015/05/18(月) 08:56:02.07ID:nb5Mjkdv
「待ち合わせ」

流れてゆく雲の隙間から強い日が差して
風があるにもかかわらず少し暑い
少し早く来すぎたかなと
何度も時計をうかがっては
いつも時間通りに来るあの人を
途切れない人波の中に探した
「や」
「おう」
気軽な挨拶の中に愛着を感じる
前は自分の好きな服を着てきたけど
あなたの好みを考えるのもけっこう楽しい
特に目的を決めずに動く日もあるけど
今日はお祭りの屋台を回ろうと決めていた
手をとって一段と賑やかな喧騒の方へ
私のお目当ては射的屋さんとケバブ屋さん


次「交差点」
0639名前はいらない
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2015/05/18(月) 15:35:13.11ID:iy9xQAcW
「交差点」

あの点滅が変わったら動き出す

流れに逆らえず歩きだすだけ

交差点の真ん中で指示しているのは誰?

右にゆけばいいのか左に進めば正しいのかと

迷いながらも進み続けている私も皆の仲間

人の波に押されながらも立ち止まれず

今日もまた信号とともに行進している


次「午後の雨」
0640名前はいらない
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2015/05/18(月) 16:23:01.50ID:byhI1YrS
「午後の雨」

冗談でしょう
絶対に待ち合わせの場所に現れないと思う
来世っていうのも不可能なものごとの比喩だ

偶然すたばのカップを手に持って立ってる姿を見かけたくらいで
自分からこちらに近寄って来たりはしないでしょう
それでいいよ、当然のことだ
ひとり雨に打たれて泣いているだけ
それが僕にはお似合いなのさ
0641名前はいらない
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2015/05/18(月) 16:26:09.20ID:byhI1YrS
「午後の雨」

冗談でしょう
絶対に待ち合わせの場所に現れないと思う
来世っていうのも不可能なものごとの比喩だ

偶然すたばのカップを手に持って立ってる姿を見かけたくらいで
自分からこちらに近寄って来たりはしないでしょう
それでいいよ、当然のことだ
ひとり雨に打たれて泣いているだけ
それが僕にはお似合いなのさ
0643名前はいらない
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2015/05/18(月) 18:26:22.31ID:nb5Mjkdv
「ずっと女子高育ち」

女ばかりの世界に生きてきて
異性のことはとんと知らず
恋愛対象は同級生と父親で
気安い仲間もケンカ別れも過ぎてきた
私が花なら花言葉はきっと移り気

まぶしい夏日の中にありながら
ふいに悲しみの影が胸に差すように
陽の光を雲がぬぐっていく
泣き出した空の雫に濡れながら
紫陽花はただきらきらと踊っていた

次「雨やどり」
0644名前はいらない
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2015/05/18(月) 19:52:25.74ID:iy9xQAcW
「雨やどり」

カップ のなかには氷がふたつ

小銭入れの中にもコインがふたつ

あと少しだけここにいさせて

今この氷がコップの中のミルクティーに溶けるまで

カバンの中からノート出してちょっと書き取り

いつもは入らないパーラーの

外から見つめていたテーブルで

ちいさなボクは初めての雨宿り

誰も誰にも怒られないから今だけ

大人気分で氷のとける音聞きながら


次「お昼の予報」
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2015/05/20(水) 07:57:55.00ID:LJ/s4lmC
「お昼の予報」

休みに一人でお昼を食べていて
普段はほとんど見ないのだけれど
なんとはなしにテレビをつけた
俳優や芸人についてはさっぱりだけど
ニュースキャスターだけは顔を覚えている
今夜は星がきれいな夜です、と
本当だろうか
技術が進歩してなお自然の気分は測りがたい
曇り空でも昼は昼
頼りない光でもまだ空は明るいけれど
私は晴れの予報を信じて夕立にあうより
雨の予報で傘が邪魔になる方がいい


次「ごきげんよう」
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2015/05/20(水) 18:29:14.11ID:hT9V2z+H
「ごきげんよう」

ごきげんようさようならまた今度

繰り返し挨拶されては挨拶して

それでもまた明日も同じくするのだろう

わたしは誰かに挨拶して

そして誰かもまたし返してくれる

あたりまえのことだけれど

それは日々喜ばしい繰り返し

あたりまえだと感じることが続く限り

日々はなにごともなく繰り返されている


次 「ビートをきかせて」
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2015/05/20(水) 23:54:45.85ID:Ylg83aui
「ビートをきかせて」

今宵踊るわ 焦がれた夢に
この身体 灰の中から甦る
雨露を帯びた憂いの花びらが
落ちる月影に揺れている

正しさの天秤の前に立ちすくみ
帰る道を忘れてしまったのね
ならば私は心ひとつを胸に抱き
あなたの手をとり歩を踏むわ

悲しむことも喜ぶことも
あふれて止まらぬ夜の祈りも
あなたの鼓動で私に刻んで
たったひとつの命の軌跡を


次「星に願いを」
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2015/05/27(水) 03:53:30.41ID:HpWCL4hT
「星に願いを」

生死の狭間で生きるあなたへ
心を病んでしまった心優しいあなたへ
いじめられている君へ
誰も信じられる人がいないと嘆く心許ない君へ
暗闇でひっそり涙を落とした君へ

絶望の中を生きるすべての人へ


あなたに幸あれ
今日も夜空の星に願いを

次「嘘」
0649名前はいらない
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2015/05/30(土) 23:18:23.36ID:RokYqRIH
「嘘」

季節の風を覚えていますか
私たちは夏の夕べに道を分った
私はあなたの「家」だったのに
幼き日々はまどろみに
嘘と変じてしまった約束を弄ぶ

煩う雲間にのぞいた太陽
委ねた半身を裂かれた痛み
私はもうそこにいなくとも
心ひとつをあとに残して
風はただ優しく頬をなぜている


次「影踏み」
0650名前はいらない
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2015/06/07(日) 11:42:55.29ID:8PTyAkTq
「影踏み」

たとえば
無明常夜の闇の中で
自らの影を踏み踏み踏みにじってしまいたい
衝動にかられたと仮定して
そうこれはもしもたらればの類の話なのだけれども

むしろそこは闇の中なので自らの影は見えない
よって影を踏むこともできない
などと
あなたは言うのかもしれないけれども

その闇すべてが俺の
あるいは私の影だとしたら
背中からあふれ出る自らの
何かしらどすぐろい
どすぐろい何かのようなどすぐろいものが
地面に届く光の影すらさえぎっているのだとしたら

そうなのだとしたら
俺も 私も すべてが何ものかの影のような世界で
きっと自らの影を踏むすべさえもなくして
そうやって迷っていて
でも それは 案外ふつうのことなのだと
言えなくもないのではないでしょうか


次「お届け物」
0651名前はいらない
垢版 |
2015/06/07(日) 12:17:43.80ID:R6L/dYQx
「お届け物」


少し酸っぱい思い出について
ちゃんとそれぞれに目的があって同じものを3つ所有している
当時の自分にとっては非常に大切であって
手垢に塗れるほどひっくり返したりして眺めたものだ
それは希望と言う言葉と繋がっていたから...
そのうち1つだけは「キンコーン♪お届けものです」と届けられた
大好きな人の名前でいただいたものだった

程なく人間関係は複雑に拗れてしまい
それから何かが届くことはぴったりとなくなった
他の友達には送っているらしいことを知っている
ファンなのかアンチなのかももう不明
強がり言うなら握手券だか投票権だかも要らないやって思える程だ
「あれは酸っぱいぶどうだからいいや」
自分には元より無理なことなのだろうね
諦めたから、もう誰かから何かが届くことはない


次「青汁」
0652名前はいらない
垢版 |
2015/06/08(月) 18:34:56.43ID:fvezgV4Z
「青汁」

青汁 緑色なのに青汁とはこれいかに
などと無粋な屁理屈を述べたくもなるほどの
苦い苦い苦さそのものをはらんでいるようなそれは

良薬口に苦しということわざもあるように
きっと僕の体にとって
ありがたいものであることは疑いようもないのだけれども

諫言耳に逆しということわざもあるように
僕の味覚はそれを飲み干してしまうことを拒絶する

しかし飲まなくてはならない
なぜなら
それを飲もうと決断したのは
ほかならぬ僕自身なのであるから


次「毒を食らわば」
0653名前はいらない
垢版 |
2015/06/09(火) 20:01:02.91ID:t0dCH4wY
「毒を食らわば」

ラムネの小瓶
中に入っているものが
本当にラムネなのかどうか
確かめるには飲んでみるしかないのである

夢想するその使い道
それがラムネでなかった場合の可能性

そうはいっても
不穏なる薬品の使い道は
不穏なる策略の小道具しかないではないか

自らに使ってもよし
はたまた邪魔な存在の排除に用いる手もあり

それを夢想するとき
僕のほほはきっと不安なゆがみを帯びて
なおかつその苦い夜を
安らぎと楽しみとともに過ごせるのではないかと

そんなことを考えるうち
夜も明けて
何もかも忘れた僕は
その小瓶の存在すら忘れるのだろう


次「梅雨の晴れ間」
0654名前はいらない
垢版 |
2015/06/10(水) 01:00:35.88ID:nS0y/PLt
梅雨の晴れ間

紫陽花が切ない顔して太陽を見上げた。
紫がもの哀しいのは雨がないせいなのか。
綺麗に濃い紫。

気圧が高くなって頭痛がなくなったけれど
気分はまだ雨模様。
雨が恋しい。

青い傘のあなたが恋しい。
0655名前はいらない
垢版 |
2015/06/10(水) 01:01:57.01ID:nS0y/PLt
次のお題忘れちゃった

次のお題
ひまわり
0656名前はいらない
垢版 |
2015/06/10(水) 09:25:34.06ID:4rFk3dP0
「ひまわり」

明るい夏の日差しの中で待つ笑顔
心と心が触れて生まれる心地よい風
声を聞くだけで、言葉を交わすだけで
あなたがぬぐい去ってゆく私のペシミズム
魔法のようねと笑顔を返した


次「入道雲」
0657名前はいらない
垢版 |
2015/06/11(木) 03:18:18.99ID:4A2gw01M
「入道雲」

誤解に病む煌めきの炎を心に抱えて、
悲しみに暮れる母のように動かない空の下を歩く。
音のない心の世界に閉じ込められた。
緩やかに忍び寄る無限の祝福が
この透明な季節にこぼれるほどあふれている。

次「子供」
0658名前はいらない
垢版 |
2015/06/11(木) 03:23:43.92ID:k3iUA0xz
「子供」

どおどおどおと大きな雲
ずいずいずい見上げる子供
入道雲だぶおぶおぶお
わあわあわあと喜ぶ子供
びゅおびゅおびゅおと青い空
きらきらきらと笑う子供
ぐわぐわぐわと入道雲が笑ってる
てけてけてけと追いかけよう子供たち
どこまでいけるかな
どこまでいくのかな
じんじんじんと夏の匂い


次「ラムネ」
0659名前はいらない
垢版 |
2015/06/11(木) 13:06:14.13ID:D0Mob1zB
「ラムネ」
終焉のように美しい無音に
私たちは足音を殺してそっと近付いていく。
銀色の階段に響くピアノの音に
遥かなる偽りの世界への扉が開かれ、
何もかもが終焉を暗示し始める。

それは死ではなく
ラムネのように静かに過ぎ去った夏の記憶。
偽りは触れた言葉ではなく、
夏の光の中で私たちが集めた優しい空白。

次「塗り込められた感情」
0660名前はいらない
垢版 |
2015/06/12(金) 02:36:16.20ID:i6IKfqTY
「塗り込められた感情」
殺し屋たちが飼育された灰緑色の病棟。
かきむしられた血肉は絶望へとささげられ、
闇の中に運ばれる。
永遠に世を怨むいくつかの人格は、
新しい肉に寄生して、
歌の終わりにすべての罪の許容へと至る新たな神となる。

次「四月」
0661名前はいらない
垢版 |
2015/06/12(金) 18:48:48.57ID:ktiMhaWe
「四月」

絶望と焦燥が舞い狂う四月

懊悩と煩悶の末、アタシは冷たいナイフを月へと投げる

濃淡のある漆黒を駆けぬけて

アルバトロス達の嗜虐的な笑みを引き離すのだ

アタシが目指すのはいつだってperiodの向こう

そう其処は、餃子の王将

アタシは天津飯と餃子とから揚げをwaiterにorderする

待って、そこのwaiter!大事なことを忘れてたわ

ギンギンにcoolな生ビールをアタシに頂戴!

waiterは微笑むとチャックを下ろし硬くなった蛇口をアタシにむける

hotな生ビールがアタシの顔にぶっかかる

わお!超cool!

そんな夢を今朝見たのです

次「五万個の卵焼き」
0662名前はいらない
垢版 |
2015/06/12(金) 23:52:32.11ID:3XISrfmd
「五万個の卵焼き」

見なれた朝の 味噌汁の匂い
朝のニュースに トンテントンとまな板唸る
フライパンの熱気 台所のじめっとした空気
おはようと笑顔 じめじめしてないその表情
いつでも朝は待っていてくれた
いつでも僕に揃えてくれた
その卵焼きにうんざりしたり どうでもよかったりしたり
飽きたり 怒鳴ったり
それでも朝には ちゃんとご飯があったり
それでも朝には 卵焼きが待っていたり
おはようと笑顔 毎朝続くと思っていたり
思っていたけど
やがて僕は私になり 朝は待ってはくれなくなり
やがて私は一人になり 卵焼きは用意されなくなったり
笑顔も消えて 忘れないけどそこにはなくて
それでも朝はやってくる
いつでも夜の次に朝はくる
やがて私を朝はまた迎えてくれて
朝は私を待ってくれた
おはようと笑顔でキッチンにあるその笑顔
卵焼きのいい匂い 新鮮で懐かしいこの思い
私だけじゃなく 続いていく
あらゆる場所で朝がきて
あらゆる場所に卵焼き
いい匂い
五万個の卵焼き


次「ひとりぼっち」
0663名前はいらない
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2015/06/13(土) 05:46:34.64ID:HsklDJHf
「ひとりぼっち」

おーい!
誰か居てますか?
私はvodkaをがぶ飲みしながら叫んだ

すると胃の奥底から激しく熱くファンキーな何かが流れ出た
鼻からも放たれた

そして鼻垂れた

この孤独感はいずれ苦くて酸っぱい胃液の様な思い出に変わる日が来るだろう!
涙ににじむ

黄色い太陽



「ひとり勃起」
0664名前はいらない
垢版 |
2015/06/13(土) 11:05:00.75ID:UKpA4Wg0
かあいそうな朝、今日もひとりでおっき
good morning, hello hello
鏡に映る自分だけが話し相手
それで音楽でもかけて自分を慰安
虫も寄り付かない土日休日なしの社畜です
0666名前はいらない
垢版 |
2015/06/13(土) 12:11:19.14ID:FBTl8QeE
「しけもく」

しけてんなあ もくもく

次「ぷりん」
0667名前はいらない
垢版 |
2015/06/13(土) 13:13:23.37ID:UKpA4Wg0
うっほ!
ひらがなで書くと余計それって美味そう
プディングってことなんだけど
ぷりんぷりん揺れてて視覚的にも楽しめる感じ?
君は罪な女だよ

snack packみたいな安い娼婦でもこれしかなければ実際不満はないけど
ああ、君のような甘くて高級な女性を知ってしまったら
以後色んなことに満足できなくなってしまう
そんな症状が出ることを最近知りました
君は罪な女の子だ
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