Color Of Word (゚ー゚*)
空に光る星よりも
水面に輝く太陽よりも
アーチを彩る虹よりも
颯爽と駆ける風よりも
永久に残る 記憶を綴る
◆
仄白い景色
誰もいない廃屋
脱ぎ捨てられたサンダル
古びた木の椅子に座り
死んだ魚を抱え
いくつもの釘を刺し続けた
青白い日暮れ
露の降りた芝生
脱ぎ捨てられたままのサンダル
原形を失った破片
笑いながら踊っていたんだ
紅い、紅いドレスを身にまとって
◆ 早く閉じて
すべて閉じて
何も届かないように
誰も来ないように
見つからないように
探されないように
見つけないように
探さないように
みんな閉めて
あなたも閉めて
地上にひとり
宇宙にひとり
喜びなんていらない
だから悲しみもない
味を占めて
首を絞めて
もう手に入れないように
もう何も失わないように ◆
やっとね、普通の人間になれたようで
何かに強く当たることで
その何かと繋がっていることもない。
依存心が解かれたのなら
あとは自分を確立すればよい。
そうすればもっと普通の人間になれるから、きっとね。
◆ ◆
脊髄から詫びる謝罪の言葉を発する時
ひとは血流を乱し視界が眩み
心臓の鼓動を右脳で感じる
宇宙だけが知る、
彼だけが知らない
崩壊の一途を辿り行き着いた場所で
謝罪した夜
◆ ◆
許されたい意識を孕む謝罪は謝罪ではない
罪悪の意識を猛省して発する言葉が謝罪である
ひとは本当に必要なものを見失い
目の前にある不要な物を手に取る
必要なものを見失うことは恥ではない
不要な物を手に取ることが恥である
人はそんなに強くない
だから人間
それが人間という生き物
◆ ◆
思い込みの画面の中の
似て非なる用意された現実
何が重要で何が不毛かなんて
各々が決めていかなければならない
歓びを求めるほどに寂しさを増した心と心がリンクする
蜃気楼に浮かび上がる輪郭
両手の間で光る世界を眺めながら機械人間が笑っている
◆ ◆
瞬きの音さえ聞こえそうな 森閑たる零時
水が引いた地底湖のような空間
海岸よりも広い宇宙の11次元で
ポケットいっぱい
スカートいっぱい
両手いっぱい 拾い集めた小さな星々
四方八方 思う存分散りばめて
大自然に囲まれた窪みに 宇宙を築く
月のカーブに座り
見つめていたんだ
生まれたばかりの星の湖を
◆ ◆
泳がなければいけないこともないのなら
私は海面に浮いた魚になろう
ヘドロの中を泳がねばならないのなら
私は海底へ沈んでゆこう
行き着いた先で貴方に出逢った
私の水をきれいにする貴方と出逢ってしまった
ありったけの邪心を撒き散らして汚しては
貴方の心を粉砕するほど苦しめたかった
言葉で汚し
態度で汚し
精神で汚し
裏切りで汚し
無償の愛?、誰にでもするの?、
汚す水を幾度となくきれいにされて
蘇生し始める魚
あなたに愛されたいから泳ぐんだ
あなたに感謝を示しくて泳いでいたいんだ
あなたにこれ以上の手間をかけさせないように
邪心のない私はこんなにも弱い魚
今の私は雪の中でも泳げる
火の中でさえ泳いでいける
◆ 隣に存在することで
心に存在することで
幸福を感じる相手と巡り会えて
そんな人から何度も離れる彼を不憫に思いました
どこか僕に似ていたから。
隣に居ることで
心に居ることで
幸福を感じるあなたと巡り会えて
やっぱり彼は離れていくのです
とても私に似ていて。
誰かが用意する保証された人生を
彼が選択するのであれば
彼の魅力は私の幻想であったと痛感して
この想いさえ無かったかのように
冷めていくでしょう
ネイビーブルーに浮かぶ四角い橙は
今夜も物寂しそうに光るのです。 ◆
彼の知能的な幼さを目の当りにすることで
僕が知能的で幼いことを知りました
『もっとよいものを、』
そうしている間に美貌は衰えて
人間性に汚れる狡猾と軽べつを覚えていく
もう探したくない、なんて妥協ではなくて
あなた以上でもあなた以下でもない、
あなたを探していたから、巡り会えただけで有難くて
親密になれたことはとても幸せで
このままあなたと一つになってしまえばいい
◆ ◆
君を傷付けた夜は、
母に素直になれなかった幼い頃の気持ちに似てる。
君が何度裏切ろうとも、
それを許し続ければ君が僕を愛するのですか。
例え僕の手を離していっても
それさえも許せば君を傷付けた夜は溶けるのですか。
おやすみもおはようもない日は、
ランドセルを背負ったまま暗いリビングで立ち尽くす私に似てる。
◆ ◆
人の心が離れていく時が分かるのは経験が教えるから。
たくさんの犠牲を払ったけれど
代わりにたくさんの記憶ができた。
消えてしまいたいと思うのは
これ以上の犠牲を私の部品で差し出せないから。
君の中で僕が奇形化していく、
たった3ヶ月の、13回の、嘘が見抜かれただけさ。
◆ ◆
傷付けなければ傷付けなかった事を後悔して
傷付ければ傷付けた事を後悔する
傷付けたあとは未練の代わりに詫びの気持ちでその手を離せる
とてもじんわり、とても緩やかに
傷付けることで
僕は愛される価値のない存在だと認識できる
自分に負けるってそういうことだよね、
◆ ◆
どれだけ好きで会ったって
君の心を抉りたくなり、四方八方から煽ってしまう
それで君が笑うなら、それで君が泣くのなら
僕は君の愛を感じて
それで君が怒るなら、それで君が離れるなら
僕は君を見下して
海の中を散歩した日
僕が僕じゃなかった
まるで心が羽根のついたハート型をしていて
君を疑いもせず
君と一心同体のように、僕の分身のように感じて
宇宙と一体化した感覚だった
◆ ◆
安心して一緒にいられる人を見つけて
その人に時間の共有を求められる幸せ
いつしか、または始めから、
それは脳内物質の影響に過ぎなかったことを知り
手を離されていく感覚を目の当たりにして
勝手に美化していた所為だと その事実を受け入れる
あなたを追わなかった
私と時間を共有しながら他の人の手を求めた
それなら一緒にいる意味はないし
その人を追えばよいだけの話
◆ ◆
君は雨が好きだと言う
僕はそういう君が嫌い
君はどこにでもありふれた一人の男子で
僕はそういう君が好き
たくさんの女性が離れて行った理由が分かって
たくさんの女性が離れて行く理由も分かった。
すぐに飽きられるんだ 君はいつでも被害者面をする
僕はそいう君が嫌い
◆ ◆
愛情飢餓ではない。
不誠実な魂に抵抗があるだけ。
今回の恋はどれも詩にならなかった。
恋じゃなかったから。
◆ ◆
僕が一秒も眠れなかったのは 君の所為じゃないよ
僕が涙が出るほど笑ったのは 君の所為じゃないよ
君が何を想おうと 君が何を選ぼうと 君が何を愛そうと
すべて僕の気持ち次第なんだから
君を他人に感じているのは 君の所為じゃないよ
◆ ◆
穏やかな表情で穏やかに話す君が嫌いだ。
僕に見せない顔だから。
優しくされて嬉しそうに笑う君が嫌いだ。
僕の知らない君だから。
心から好きだった君のことが 心から大嫌い。
僕の心を素通りしていく 君のことが嫌いだ、
◆ ◆
彼はバケツの中で絵の具と戯れて
私は彼をつまみ出した
服を着せ、肉を与え、リボンまで結んで
彼は微笑む 彼はほくそ笑む
僕は喜ぶ 僕はよく転ぶ
彼は 服を着たまま 肉を咥えたまま リボンを結んだまま
バケツの中に帰って行く
水面を一蹴りするたび 僕の顔にかかる水
二度と会えない 君は僕の指を覚えているから
◆ やっぱり遊びなんだ
ゲームって言ってたけど勝ち負けを競ってるんだ
それはそれでいいのかもしれないけれど
こっちはたとえ果実を手にしなくても
哲学のような精神運動そのものを大事にするのが人間だと気がつかされたのに
かっこいい言葉さえ言えればいいと思ってギャンブルに溺れているの?
昔はそんなじゃなかったのに
そのときの本当の心だけを謳ってたのに
私があなたの領分に踏み込んでから演じるようになってしまったの??
どこかで負けたくないと思ってるから色んな策を弄するんだね ◆
思ったんだ。
最高潮に愛している時に自害するのが一番だなって。
いつまでも過去の栄光に酔い痴れて
現実にある幸福をないがしろにする。
幸福を幸福と気付けない人間は
悪趣味。
僕を殺したのは僕です。
◆ ◆
君が未来を考える
君が僕を考える
君が僕を口にする
僕の心に温度が戻る
君が後悔しているんじゃないかって
君が悪巧みをしているんじゃないかって
元気がない君を見て
君の心の葛藤を見る
僕も君を口にする
だから心に温度を戻して
◆ ◆
飛ばそうか
壊そうか
紐でつながれた風船
僕の手のひらに掴まれた
なにも、だれも、僕などに掴まれたくなかろう
薄い雲がちぎれて流れる 大空を見て
飛ばそうか
壊そうか
愛して欲しかった
避けないで欲しかった
君は風船
空を見ているから
◆ 季節のロマン
感覚的にはそのものだけが
これくらいなら偶然ということはありえるから
はっきりしているわけじゃないけど片目で見とこう
真実はどこにあるかわからない
たとえば背中と合わされば偶然じゃないし
こんなことがそこここに重なっていれば間違いないけどね あなたのせいじゃない
お互い様だから人のことを気に病まず
あなたもやるべきことをやってください
欠けてるところを埋めると言ったね
何もできないとかじゃないよ
これでいいし
これが正解 孤独にひとり耐えながら、あるはずもない希望の灯を待っていた
始まったことがなく終わりもしていない相手とは誰?
もし始まらなければずっと続く可能性だってあるのだろうか
全部ではないにせよ、あの人のやっていることを確かに知っている
声の送信からそれは間違いがないことなのだ
利用って収集癖のこととか?
何を言うべきか考えているうちにさっさと先に行ってしまい反論の余地すら与えない人
あの時のことが重かったからゆっくりとでもここまで来たけれど
今は気がふれてしまいどうすることも出来ない
おそらく我慢してきたことが何かの成果をむすぶことはないだろう 耳がある
ベートーヴェン、ワーグナー、モーツアルトで仕込んだ焼酎?
味わいに余韻とそれらの作風が出ているらしい
どんな味なのだろう
何でも音楽聴かせるとよくなるもんか
牛がいい乳出すとかは分かる気がするけど
物にも気持ちとかあったりするのかな
気持ちよくなって違う味が染み出してくる?
それならこのチョコレートにオルゴールずっと聴かせとこうか
いつかの雪がしんしん降り積もりゆくやつとか
心が落ち着けますように
ちらりちらりと舞う雪
静かに積もる雪
暖炉の前の君は
あまい物好き 恩義があるのはこっちの方だ
いつも感謝を伝えてるでしょ
お遊びでも夢をくれてありがとう
君は楽しかったのかどうかわからんけど
僕はこの上なく幸せでした
いいことが次々重なってすごいね
元気で仕事がんばって おーぷん2ちゃんねるのオカルト板に行って
意味不明って検索してから260番のレス見てみ。
きっと必要なことが書いてある。 ◆
心にもない文章を書き連ねて
できあがるそれは
無理やりに言葉をひねり出して
書き記していくそれは
まるで必要以上の体液をただ無意味に流すよう
だからストレートに「ひさしぶり」なんだ
750日前の僕はやっぱり僕だよ
◆ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) 彼が記した2011年7月の「彼」が
まさか、だけど、思いたい!
私だと
いいな、って。
「前世でも両思いになったね」
なんて来世で話そう!
紛れもなく、彼の、あなたの精神に惚れた。
そして、今も特別。
だから、さがしたのでしょう? ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
遠い母はますます遠くなり
娘の地獄に薔薇を投げ続けた
遠い母はますます遠くなり
美しい指も今は衰えて
100ある内の5をも出さない貴女の生き方
可愛くて滑稽な人生だと否定しながら
残りは無邪気に笑って、と、願う
今日までを受け入れる覚悟を持ち合わせないから
知らないふりをして、今日も作り笑顔
冷たい床の上
身体で息をするように
遠い母はますます遠くなり
わたしを生んだ決意も伝えないまま
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
願い事は神様が叶えてくれる
と思っていた女の子は
いつしか自分で叶えられるようになって
願う事が一つもなくなったの
物理的な存在と精神的な存在は創造で
創造の根源はあなたの本質
好きな子をいじめ続けて得ていた安心感
そのあとにやってくる絶望に
許しを請うしかなかったように
丸裸の言葉を並べたの
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
何もない
なんて状態じゃ狂ったように生かされてしまうから
ガラクタに埋もれて、ひとは笑う
あれがほしい
これもしたい
ほんとに願っているのは、手放しで感じる安心
記憶と 優越を 写真に納めて
あなたを想うあの人と すれ違っていく
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
あの場所で埋もれてる場合じゃなかったみたいに
君は神様に導かれて未来にいった
同じ夢を叶えたくらいで
君にシンパシーを感じて
僅かな表情さえ見逃せなかった
生まれながらにして時間の使い方が下手な僕らは
誰よりも遠回りしながら辿り着く
海の最も深いところに、
空の最も高いところに。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇
真っ直ぐ帰りたくない日が増えていて
起きててはいけない時間に起きていたりして、
その軸は悲鳴なく叫んでいる、自傷行為の延長。
依存に依存していたら平和。
たった一言で浄化して
全ての宿命を受け入れた
たった一度の人権を捧げて
それでも裏切られたから、彼女は死んだのですか。
そのあとで、新しい依存に紛れたけれど
唯一の理想が遠くなるフラストレーション。
ねえ
裏切るのは得意だけども
裏切られるのは苦手だよ。
なんて
裏切られたって泣き顔を両手で覆って彼女は、
どんな報復を働こうか考えているんだ。
◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇
太くて硬いたわしみたいな貴方の髪の毛を優しく撫でて
撫でていたのは本当のたわしだったら
一点を見つめるような柔らかい気持ちは
手のひらに残るじんじんした感覚と引き換えられて
「名前を付けたら愛せる」と企んだのは
貴方の代わりを求めたからだよ。
隣にいる人ではない誰かを想うと
幸せな気持ちに支配されるって危険。
今夜はごめんなさい、眠気を言い訳に。
◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ ◆◇ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) ◇ ◇ ◇ ◇
無表情で気持ちを隠してすれ違う
そんなふたりは
知り合う前から恋をしていて
太陽と月の下でも在りかを感じる
そんな僕らが手を繋いだら
過去か未来へ行ってしまう
背負ったものはその場に放って
ガラクタだらけの宝物かき分けて
月の裏みたいな遠くへ
触れたことなど一度もないのに
君の優しさをずっと前から覚えてた
◇ ◇ ◇ ◇ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) ◇ ◇ ◇ ◇
Time and tide wait for no man.
◇ ◇ ◇ ◇ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
どうして死にたいのか明確になった頃
何月何日までに何を片付けて
何月何日にそれを遂行すると決めて
跳ね飛ばされやすい位置を探したり
調合する薬品を少しずつ買い揃えたり
丈夫なコードや
クッションのない地面
もう泣くことなんて飽きてしまったのにまだ涙が出て
けれどその涙は悔しさや怖さや悲しさではなくて
ほんの少しだけ幸せだった記憶と今に挟まれた叫び声
誰にも届かなくていいんだ
届けたくないくらいで
二番煎じの自殺ごっこではないから
本当に死んでしまったの
今なら解るのは
母には届けたかったのだということ。。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
謝っても済まされない僕らの罪は何処に行くの
二度と幸せを感じない人生の始まりが罰ならば
僕は4年半で刑期を終えたの?
五体満足で衣食住があって何の不自由もない
何の不自由もない
社会に目を向けたとき
そう見える人ばかりなのがとても悲しいよ
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
私を彩る色々の終わりを見届けて
嬉しいことがあれば悲しいこともある
なんていう人生の法則を
解っているのに解れないんだ
冷めて受け容れれば法則は必要なかった
ただ今は、もう少しだけ、解りたくないんだよ
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
君しか知らない名前の由来とか
彼女が犯した消えない罪とか
彼が見つけた唯一の歓びとか
僕たちが目を閉じてからは
闇が月を蝕んでいくような
絶望を感じなくて済むようになった代わりに
光に満ちて輝き続ける希望を感じなくなってしまった
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
性欲を孕まない<好意>に
価値と神秘と夢と、可能性と、無限を
持たせてあげられる、性欲を孕んだ大人
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
連続再生の日常に窒息していた頃、
外に出るのがとてもとても怖かった
まずは人通りの少ない家の近くを歩いて、
少し遠くまで歩いてみて、
日に日に距離を伸ばして、
どきどきしながら電車にも乗れるようになった
あたりをきょろきょろ、ひとをきょろきょろ
きっと不審者かテロリストに見えていただろう
バスに乗ってみたり、
人とすれ違う時に顔をうつ向かなくなったり、
コンビニも行けるようになったし
でもまだコンビニのおにぎりはトイレで食べたよ
だんだん、だんだん外が楽しくなって
家に帰ると満足感
明日の計画を立てて明日のために眠りについて
そのうちバイトをしてみようかなんて思いたって
躊躇を繰り返して、結局電話をしてしまうんだ
そして面接まで不安で、不安で、
だけど自分がもういい年齢だった(と思っていた)から
恥じるより、堂々と行っちゃえー!変に思われてもいいやー!
と受け入れて挑んで、採用されて、
ちゃんと指導を受けて、いざスタート!
そして初めて給料をもらって・・・
これが会社、これが社会人、これが労働、と味わう。
他の同年代と同じように朝起きて、出勤して、
お昼を食べて、帰宅して、休みの日にはカフェなんて行ったりして、
稼いだお金で本を買ったり、服を買ったり。
そのうち異性と知り合って、
引き寄せあうように親しくなって、それが運命だから当然で。
ねえ、人生がこんな風に、楽しいならば、
もっと早くに外に出ていれば良かった?
僕らが悩んでいた時間は今となっては必要だったと、
思っていいよね。
あの時間は必要なかったと誰が言える?
人生がこんなにも素晴らしいと、あの時間が教えてくれたのだから。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ すごくおもしろい副業情報ドットコム
暇な人は見てみるといいかもしれません
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
8W98L ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
死への逃げ道と憧れと使命感から絶たれて
私は死んでしまったし
私は生まれ変わってしまった
行きたかった人生を生き始めて
人生を大切にしている
まるで蘇った老婆が
若者の身体を手に入れたような感覚で
死を急がなくても
死が自然と近づいてくる方が近くなって
私は詩を創れなくなったし
創ったところできれいごとばかりだ
私の精神から狂気がなくなり
平和と退屈、安定と不変、小さな丸の宇宙の点となった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 友達から教えてもらった嘘みたいに金の生る木を作れる方法
参考までに書いておきます
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
Y7E ただ失えば死ぬだけの
唯一無二の存在に
適応したきた結果が
憧れや喜びを創り出し
愛という名の地獄に溺れている
憎悪や敵意を創り出し
愛と名付けて殺すのだ ◆
君の手を握り
返ってきた握る強さとか
君の目を見て話し
君が僕を見る長さとか
そんな些細な事で
心の在りかを探してしまうよ
君の中にどれくらい僕がいるのか
僕の中にどれくらい君がいるのかを
◆ ◆
一年に二回
あなたと言葉を届け合う
2019年の甘い夜は
まだ始まらない
生存確認のようでもあり
居場所の確認のようでもあり
終わったのに終われないまま
続かないのに続けたままだ
私はいつだって始まりを覚えている
一年に二回
訪れるふたりの誕生日
◆ ◆
過去と音符を愛して
不幸でいればこれ以上不幸になることはないと云う
憂鬱に愛されて
不幸である自分に自分の存在価値を見出す
世界はこんなに広いのに
能動的に人生を楽しむ若者がこんなにも溢れているというのに
表情を作るくらいなら無表情を好んで
優しくできなくなるくらいなら初めから優しくなどしないと
昭和時代と英国を愛して
善意は偽善で悪意が真実と云う
あなたから最も遠い場所にある母の愛が届きますように
あなたがしがみつく憎しみから手が解けますように
◆ 月だけが起きている夜に
そっと二人で遠くまで
煌めく夜景の中に灯って
何もかも忘れられたらいいのにね
繋いだ手は温かいけど
笑いあっても虚しくて
覚醒と眠気の混じった空間で
終わりの時を気にする
朝になれば醒めてしまう?
もう醒めているんだろう。
月を眠らせて
二人の時間を眠らせて
また別々の一日が始まる
知らない一日が始まっていく 何もおもしろくない無意味で退屈なインターネット
中毒症状みたいに時が経つとアクセスしてしまうのは
いつかの感動に触れたくなるから
地上が怖くて海底を藻掻いていた先で海底まで雷が落ちた衝撃
こころに触れた彼らの言葉、触れなくても心で感じられるぬくもり、
想ってくれていると信じられる繋がり、こころとこころが通っている感動に
もうそこになくても再度包まれたくなるから、アクセスしてしまうんだろう
あの頃の自分に少し戻るかのように
あの頃の彼らに少し会えるかのように *
2年間の空白をすぐに埋める言葉はいくらでも述べてしまえるけれど
少しずつ埋めていく方が服を一枚ずつ脱いでいくみたいにエロティックだから
カーテンを閉めても陽射しが漏れる秋の昼間
その光が柔らかい肌を更に白く照らしながら
増える吐息と、混ざり合う唾液、言わなくても伝わるその感情に、
どこまでも溺れるがまま、どこまでも泣けばいいのです。
* *
水中優雅に泳ぐ
金魚の尾ひれのような
桜の花びら
* *
これだけ好き放題した僕らには
罰を受ける義務が生まれていた
* *
満月の夜とその前夜
月明かりに引き寄せられた
数え切れない海月の浮遊
引力を秘めた月に呼ばれて
半透明の意識に ただ迷い込んだの
透き通った体に 光と影をさらに纏って
その柔らかな体に 棘を隠して舞う時は
海月であることを忘れてしまうの
今宵 お月様のお気に召すまま
いつでも溶けて 海に還れるように
無意識の中の意識を 月の引力へ捧げたの
* *
死を急いでいるのでは無い
我々は始まりを夢見ている
* *
手に入らなかったものが多い人は
死を考えながら生きている
*