0003名前はいらない
2012/09/30(日) 18:55:04.40ID:qeyH+mLN夢の中の生前と変わらぬ姿にホッと胸を撫で下ろしては
目覚めた途端
『あぁ、もういなかったんだ』と
毎回現実を確認する
そんな夜が何度も訪れ
そんな朝が何度も訪れ
やがて涙は月明りに溶け
やがて朝日がふんわり
ふんわりと私を包んだ
眼下では草花が艶やかな色を付け
昆虫が地球の唄を唄っている
一人じゃないよ
誰もかれも
一人じゃないよ
一人なんて存在しないんだ
いつも傍らに命のメロディー
ほら 笑顔を見せて
お日様に負けない
暖かさ浮かべて
みんな一人じゃないよ
命はみんな繋っているよ
ありがとう
地球
ありがとう
命
ようやく私の足も動いた
ありがとう
地球
ありがとう
命
【1さんへ。息子を失った気持ちは私には唄えないけど、大切な人を失った心なら分かるから、稚拙で申し訳ないですし、ご迷惑かもしれませんが、この詩を贈ります】