我々の神々も、我々の希望も
  もはやただ通俗的なものでしかないとすれば

吾々の詩もまた通俗的であって
  それを否定してはならぬ磐余があるものでしょうか

神を作りし人間は
  存在しない希望にすがりつき

詩を紡ぎし人間は
  意味も価値も無き歌をわめく

誰ぞ止めるや負け犬の道
誰ぞ富めるや勝ち馬の程

道程の坂あれど、登りか降りかは
己の立場しだいなり