歩いた道を辿ってく
微かな期待を持って
なくしたものの大きさが
大人になって気がついた

地面の影が伸びていき
動かなくなったその影
溢れるグラスの大きさが
大人になって気がついた

伸びた影は路地裏に吸い込まれ
生ぬるい雫は身体を蝕む