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▽□2021年5月9日……地底暦2021年11月19日
 §月(ツキ)(※日月(ひつ九のまキ))
 ◇[今の臣民見て褒める様な事は皆奥知れてゐるぞ。之が善である、
   まことの遣り方ぞと思ってゐる事九分九厘迄は皆悪のやり方ぞ。
   今の世のやり方、見れば判るであらうが、上の番頭殿 悪い政治す
   ると思ってやってゐるのではないぞ。番頭殿を悪く申すでないぞ。
   よい政治しようと思ってやってゐるのぞ。よいと思ふ事に精出して
   ゐるのざが、善だと思ふ事が善でなく、皆悪ざから、神の道が判ら
   んから、身魂曇りてゐるから、臣民困る様な政治になるのぞ。まつ
   りごとせなならんぞ。わからん事も神の申す通りすれば自分では
   わからんこともよくなって行くのざぞ。悪と思ってゐることに善が沢
   山あるのざぞ。人裁くのは神裁くことざぞ。怖いから改心する様な
   事では、戦がどうなるかと申す様な事ではまことの民ではないぞ。
   世が愈々のとことんとなったから、今に大神様迄 悪く申すもの出
   て来るぞ。産土様(うぶすなさま)何んぞあるものかと、悪神ばかり
   ぞと申す者 沢山出てくるぞ。此の世始まってない時ざから我身我
   家が可愛い様では神の御用つとまらんぞ。神の御用すれば、道に
   従へば、我身我家は心配なくなると云ふ道理判らんか。何もかも
   結構な事に楽にしてやるのざから、心配せずに判らん事も素直に
   云ふ事聞いて呉れよ。子に嘘吐く親はないのざぞ。神界の事知ら
   ん臣民は色々と申して理屈の悪魔に囚はれて申すが、今度の愈
   々の仕組は臣民の知りた事ではないぞ。神界の神々様にも判らん
   仕組ざから、兎や角申さずと、神の神示腹に入れて身魂磨いて素
   直に聞いて呉れよ。それが第一等ざぞ。此の神示は世に出てゐる
   人では解けん。苦労に苦労したおちぶれた人で、苦労に負けぬ人
   で気狂いと云はれ、阿呆と謂はれても、神の道 素直に聞く臣民で
   ないと解けんぞ。解いてよく噛み砕いて世に出てゐる人に知らして
   やりて下されよ。苦労喜ぶ心より楽喜ぶ心高いぞ。十一月十九日、
   一二Θ。](1) / 日月(月(ツキ))の巻(第6巻)(第三十六帖(二〇九))