【俳句】プレバトのお題で一句詠みましょう 14
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前スレ
【俳句】プレバトのお題で一句詠みましょう 13
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/poem/1538054903/ 「をり」で成功した句は
旱星ラジオは余震しらせおり 梅沢富美男
「けり」ではなくやわらかい時間経過の「おり」で決まった。
この句で10段に昇進したよね。 「けり」で決めた句
五段雷運動会を告げにけり
「けり」を「をり」にしたら威勢がでないよね。「しらせをり」にしたら
湿った花火になってしなうな。 俺がおかしいのか句がおかしいのかわからんが
全く意味がわからん
みんな指摘しないところを見ると
俺がわかってないんだろうか?
裏表見せなば見せよ散る紅葉
この場合のなばは
完了の助動詞ぬの未然形+接続助詞のば だよな
したがって裏も表も見せたならば
という意味になるはず
で 見せたなら見せよって変だろ >>102
解説ありがとうございます。
軽い、と言うと語弊があるかもしれませんね。
軽やか、でしょうか。
渋滞は大変ですが、紅葉狩りに遠出するのは楽しい。 >>103
作者です。
うらを見せおもてを見せてちるもみぢ 良寛
83さんが言われているように、良寛さんの辞世の句を念頭に詠んだもの。
良寛さんは名僧と言われる人なので、紅葉に例えた人生の裏表を、はっきり
と見せたよと句にしています。しかし私のような凡人は、はっきり表れて
いるはずなのに見えない(わからない)というもどかしさを詠みました。
意図した意味は、見せたなら(はっきりと)見せてよ、なので文法的にも
大丈夫だと思います。 琵琶湖より引きし疎水へ散る紅葉
確かに説明くさいな、散文的になってしまったな。反省。
行秋や琵琶湖疎水のちぎれ雲 >>106
京都行きたいなぁ。でも紹介されている写真と違って、
人の頭ばかりなんだろうな。(笑)
床紅葉、とすると床に映っている紅葉ということで実態は床、
季語としては弱くなっているような気が私はします。
紅に染まるる床の初冬かな もちろん。
染まる、踊るの語感は了解済みです。
「染まる」の文語四段活用「染む」の未然形「染ま」
+
助動詞「る」(受身、尊敬、自発、可能)の連体形「るる」
ですね。
季語ではなく最終的に「床」にかかってくるので大丈夫かと。 冠雪や歓呼轟く金閣寺
私も行ってまいりました。冠雪の金閣寺、異国の人も来ていました。
一人凄い美人がいてどんな反応をするのか注目していると、「オー、ホー、フォー」
と悶えていました。雪を戴くと静寂さが増しますね。
碧き瞳に冠雪の金閣寺 他動詞と自動詞の違いは考えるとわからなくなる(笑)
床が紅葉に染まる(自動詞)文語「染む」
黄落に染まるる床の実相院
床を紅葉が染める(他動詞)文語「染む」
寺床を染むる紅葉や実相院
合ってます? >>119
夏井先生の場合季語にかかってなくても
全てアウトなんだよね
>>122
あってると思う >>125
おもうって 思ってるからそう書いてるんでしょ
なっちゃんがよく言う言葉 >>124
夏井先生は、鉄板ワードのように使うのをたしなめているのだと思うよ。
逆に、NGワードのように扱うのも変だと思う。
素人だと理由が分からないから、NGワードのように思ってしまいがちだけどね。 >>123
すれちがふ人みなゆかし床紅葉
床紅葉は京都好きのトレンドワードであるけれど、季語ではない。ハズ。
床に落ちている葉っぱかなと思ってしまうかな。
すれちがふ人みなゆかし散る紅葉
すれちがふ人みなゆかし秋時雨
どんな季語でも入ったりして(笑)
大仏の手相に秋の道おもふ
126さんと同じ感想。でも、手相が道のようだという発想は面白い。
どちらかが季語だったらやりやすかったのに(笑)
晩秋や大仏手相なぞりける 大仏の手相は「ますかけ」で、この手相は. 「天下取りの相」などとも言われ、
徳川家康がますかけだったと。
その手相に秋の道をおもうなんてロマンだよね。マロンじゃないよ。
ロマンだよ。 >>121
秋寒や澱む車列の曼荼羅図
秋寒の澱む車列や曼荼羅図
wikiによれば、
「密教の経典にもとづき、
主尊を中心に諸仏諸尊の集会(しゅうえ)する
楼閣を模式的に示した図像」
なんだが、今時はマンダラチャートという言葉もあって、
諸概念の関係性を「図解」から「図観」するツールとしても、
認識されつつある。(書いてて意味がよくわからない)
ぶっちゃけ、マンダラは意味が広くこれといえるものがないので、
すこし、切れの工夫をしてみました。 さまざまの事思ひ出す桜かな 芭蕉
具体的に言ってくれよと突っ込みをいれたくなるだろが、上の句に
比べたら
大仏の手相に秋の道おもふ
のほうが100倍わかりやすい。 >>131
芭蕉の句と違って
思ってるからそう書いてるんでしょ
というツッコミが入ると思う
あのお方は… >>128
大仏手相がちょっと寸詰まり
語順変えたいな
でもいいと思う >>134
確かに。
大仏の手相をなぞる暮の秋
大仏の手相をなぞり秋暮るる
大仏の手をなぞりけり龍田姫
下五はみな秋の季語です。
意外と一番下の句がいいような気がする。 町割りの跡に渋滞降るむ冬
下5の「降るむ冬」がわかりません誰か御教示してくれますか。 >>135
>>129を聞くとなるほどと思うんだけど
句だけ見ると大仏の手相をなぞるのは
無理だろと思われる気がする >>130
渋滞の様子が曼荼羅図のようだ、ということなら前のままでもいいような
曼荼羅図は仏教の世界の宇宙地図みたいなもん なんでも溝をなぞりたくなるのは、
ロマンというより本能的な感じがしませんか。
子供のころテーブルの溝を無意味になぞっていた記憶があります。 曼荼羅図を
仏教の世界観を表現したものとするか、
普遍的な世界観を仏教的に表現したものとするかで、
〜曼荼羅図の句の読み方が違ってくきますね。
切れをどこに入れたら相応しいかも変わってくると思います。 要件や事実を伝えるだけなら、
俳句じゃなくてもいいぞ。 >>148
どこまでも歩く気になれば、案外狭いんだよね。京都。
でもそこは千年の都。歴史的背景も感じながらなら、
”どこまでも”歩いても歩ききれない。
そんな雰囲気を出してみたい。
お寺まで歩いて行こう京の秋 >>150
陳腐なツッコミぐらいなら、
代案出せ。 晩秋や大仏手相なぞりける
「なぞる」が下品、「大仏手相なぞりける 」だと大仏が己の手相をなぞって
いるようで可笑しい。
大仏の手相を辿る秋の道 >>152
晩秋や京の嵯峨野のにじり口
嵯峨への道は草庵茶室のにじり口のように狭いですよ。
せっかく歴史ある地名なので、もうちょっと具体的に歴史エピソードを
込めたらもっと楽しい句になるかも。
「なぞる」って下品なの?w みちのくの伊達の郡の春田かな 富安風生(とみやす・ふうせい)
大景から中景、小景と絞っていく句です。名句です。
晩秋や京の嵯峨野のにじり口
も絞っていく句なのです。にじり口の先には何があるのでしょうか。
その先は一期一会の世界があるのです。
抹茶の接待、参加費500円でした。 みちのくの伊達の郡の春田かな
地方名→地名(群)→田園風景
晩秋や京の嵯峨野のにじり口
背景、地名 → 建物の一部
上句と比べると絞りすぎかな。
上句の様にそこの風景と読んでしまった。
晩秋の京の嵯峨野の茶室かな
晩秋や嵯峨の茶室のにぎり口 >>155
> 太秦の殺陣師一筋散る紅葉
一筋→一閃 太秦の殺陣師一筋散る紅葉
映画村の殺陣師一筋の人生なのでしょう。殺陣師の人生の美学という
ものがあるのでしょう。「大工一筋」「教師一筋」「茶道一筋」の一筋。
季語が「散る紅葉」でどこか付きすぎで、カッコ良すぎ。渋めの季語と
合わせてもいいかも。
太秦の殺陣師一筋木守柿
「一閃」を使うなら「散る紅葉」で「師」を削り
太秦の殺陣の一閃散る紅葉
バッサと斬って下さい。こちらは剣さばきの型の美学 昨日が立冬だった。今日の日差しはもう冬の日差しなのかな。
みかんの味も甘みがのってきたね。
冬の日をちらかしてゐる陳皮かな 秋風に誘われるまま祇園の灯
言いやすい句ではあるけれど、季語の擬人化はあまりよろしくない。
秋風に誘われるまま祇園かな
切れ字を使って、秋風の中の祇園の景にするとか。 >>162
京の渋滞はどこに行ったw
でも、日常の何気ない句は良いと思います。 >>170
固有名詞を下五に置くと、キャッチコピーみたいにならないかい。
ねねの道紅葉の水漬く石畳
ありがちだけど、俳句としては。
捨て石の如き車列や散る紅葉 夏ちゃんの選ぶ俳句365、2回連続「並」だった!
石斧もて打ち割りたるか鬼胡桃 ねねの道紅葉の水漬く石畳
これって観音開きの句でないのかしら 石斧もて打ち割りたるか鬼胡桃
並には入ったんだからたいしたもんです。複合動詞の「打ち割る」もいいですが
とりあえずシンプルに考えて。
石斧をもつて割りたる鬼胡桃
と定型におさめて、ここからオリジナルにしていけばいいとおもいます。
石斧のほうに焦点をあててみるのもいいかもしれません。
鬼胡桃打ち割る谷の石の斧
石斧の響く谷底鬼胡桃 石斧(せきふ)と読ませるから、並みもらえたんじゃないの? 「京都の紅葉と渋滞」2018.11.8放送
※途中で番組初の席の入れ替わりアリ:変更後の設定で反映
最下位:37点
恋黄葉届かぬ想いもどかしく
届かない恋よ黄葉よ(青空・清水・サロマ湖)よ
※3位→4位:38点
変わらぬ景うつむき見たり草紅葉
渋滞の窓より愛でん草紅葉
(夏井先生が酷評)
※4位→3位:39点
燃える京特等席や秋舞台
渋滞を特等席として紅葉
ポイント
;大雑把な表現は避ける
2位:50点
秋夕や続く尾灯に父想う
夕ぐれの尾灯に父を想う秋
1位:70点
渋滞の窓コツリ京のどんぐりか
渋滞の窓打つ京のどんぐりか
特待生3級:現状維持
秋日和和日傘回すMAIKOSAN
MAIKOSANになりきり秋の和日傘を
理由:工夫は分かるが、季語の扱いが雑
特待生1級:現状維持
渋滞追ひ越す八坂の冬鴉
渋滞の頭上八坂の冬鴉
理由:作者の位置 「追ひ越す」→「の頭上」なら昇格
次回お題「朝食の風景」2018.11.15放送予定 石斧(せきふ)でしたか、大変失礼いたしました。
私が無知でした。
鬼胡桃打ち割る谷の石斧かな
谷底へ響く石斧や鬼胡桃 178さんアップが早い!
特待生1級:現状維持
渋滞追ひ越す八坂の冬鴉
渋滞の頭上八坂の冬鴉
ここのレスにも八坂があった。
渋滞の八坂神社の紅葉晴
しかし「頭上八坂の冬鴉 」の立体感のほうが上かな。次頑張ろう。 >>178
ありがとうございます。
37、38、39、ってどんぐりのなんやらですね。w 2位:50点
秋夕や続く尾灯に父想う
夕ぐれの尾灯に父を想う秋
ここのレスでも「おもう」句ありました。
大仏の手相に秋の道おもふ
「秋」を最後に置くアドバイスに従うと
大仏の手相におもふ道の秋
となるのかな、次も頑張ろうね。負けないで。ファイトー。 >>179
はい、せきふ、です
縄文以前から自生している胡桃から、打製石器で割る縄文人をイメージしたものです。
でも、谷という場所と響くという音の概念を入れるとグッと深くなりますね。勉強になります。
確か古書街の回で初めて作ったのですが、365も初回と今回連続で並貰えるとは思いませんでした。
みなさんのおかげです。 特待生3級:現状維持
秋日和和日傘回すMAIKOSAN
MAIKOSANになりきり秋の和日傘を
渋滞から離れ京の人物描写。このレスの句では
太秦の殺陣師一筋木守柿
太秦の殺陣の一閃散る紅葉
になるのかな、作り込んだ句になっているから夏井先生の評価は期待
できないかもしれない。「木守柿」の季語をつかったところはいいと
おもいます。
次もめげずに投句しましょう。 1位:70点
渋滞の窓コツリ京のどんぐりか
渋滞の窓打つ京のどんぐりか
渋滞の車の窓に注目した句です。このレスの句では窓を感じさせる句は
渋滞の光る車列や谷紅葉
車の窓の秋日の眩しい反射を感じさせ、作者の立ち位置は谷の上から渋滞を
見下ろしています。
太陽の角度の変化で谷紅葉の陰影もゆっくり移っていく。そしてまた次の車
の窓が反射する。 ※4位→3位:39点
燃える京特等席や秋舞台
渋滞を特等席として紅葉
席を句に入れたこのレスの句は
窓際の座席北山時雨かな
がありました。座席の座は削り助詞を入れて風通しを良くしたほうがいいです。
窓際の席に北山時雨かな
時雨の中の時雨が北山時雨です。「ザ・時雨」なのです。 「朝食の風景」
そもそも俳句は風景詠むものじゃなかったっけ。? 前々スレにこんな句があった。
秋の朝かすかにバターかたくなり
食パンのバターのかたさ秋の朝
トーストのバターのかたさ秋の朝
日付は9月3日、今の季節なら、
早朝の冬のバターや固くなり
トーストのバターは固く冬の朝
冬はつとめて(早朝)というから、歳時記で季語を探したが
良いのがなかった。俳人は朝が弱かったのだろうか?w 霜月の湯気の三つも立つ朝餉
行ってきました。すき家の朝定食。豚汁、ご飯、生卵、ポテトサラダ
と焼き海苔付きで350円。
湯気が三つも立っていて幸せな気分。明日も行こうかな。 スタンド蕎麦の客となる冬の朝
駅前の箱根そば。かけそば300円です。蕎麦のつなぎに山芋を使用
しています。 霜月や梅粥すすり葛根湯
インフルエンザが流行しているような、私も喉が痛いです。
粥をすすっているのだから徐々に快方に向かっているのでしょう。
葛根湯は予防の段階で服用するみたいです。
霜月や梅粥すする病み上り >>194
確かに、湯気でしみじみと幸せな気持ちになれるのは
朝晩冷え込んでくる霜月ならでは、でしょうね。
日常の何気ないことの「気づき」の句…好きです。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています