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■2020年12月24日……地底暦2020年6月13日
 §上 ⇒ 水
 ◇[急ぐなれど、臣民なかなかに言ふこときかぬから、言ふこときかね
   ば、きく様にしてきかす。神には何もかも出来てゐるが、臣民まだ
   眼覚めぬか、金(かね)のいらぬ楽の世になるぞ。早く神祀りて呉れ
   よ、神祀らねば何も出来ぬぞ。表の裏は裏、裏の裏がある世ぞ。
   神をだしにして、今の上の人がゐるから、神の力出ないのぞ。お上
   に大神を祀りて政事(まつりごと)をせねば治まらん。この神をまつ
   るのは、みはらし台ぞ、富士みはらし台ぞ、早く祀りてみつげを世
   に広めて呉れよ。早く知らさねば日本がつぶれる様なことになるか
   ら、早う祀りて神の申す様にして呉れ。神急けるよ。上ばかりよくて
   もならぬ、下ばかりよくてもならぬ、上下揃ふたよき世が神の世ぞ。
   卍も一十もあてにならぬ、世界中一つになりて の国に寄せて来る
   ぞ。それなのに今のやり方でよいと思うてゐるのか、分らねば神
   にたづねて政事(まつりごと)せねばならぬと云ふことまだ分らぬか。
   神と人とが交流(まつり)合はしてこの世のことが、さしてあるのぞ。
   人がきかねば神ばかりで始めるぞ。神ばかりで洗濯するのは早い
   なれど、それでは臣民が可哀そうなから、臣民みなやり直さねば
   ならぬから、気をつけてゐるのに何してゐるのざ、いつ何んなこと
   あっても知らんぞ、神祭第一、神祭結構。二三の木ノ花咲耶姫の
   神様を祀りて呉れよ。コハナサクヤ姫様も祀りて呉れよ。
   六月十三の日、ひつくのか三。](1) / 上つ巻(第1巻)(第四帖(四))