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 ◇[人間心には我(が)があるぞ。神心には我がないぞ。我がなくてもなら
   んぞ、我があってはならんぞ。我がなくてはならず、あってはならん道
   理分りたか。神にとけ入れよ。てんし様にとけ入れよ。我なくせ、我出
   せよ。建替と申すのは、神界、幽界、顕界にある今までの事をきれい
   に塵一つ残らぬ様に洗濯することざぞ。今度と云ふ今度は何処まで
   もきれいさっぱりと建替するのざぞ。建直しと申すのは、世の元の大
   神様の御心のままにする事ぞ。御光の世にすることぞ。てんし様の
   御稜威(みいつ)輝く御代とする事ぞ。政治も経済も何もかもなくなる
   ぞ。食べるものも一時は無くなって仕舞ふぞ。覚悟なされよ。正しくひ
   らく道道鳴り出づ、はじめ苦し、展きゐて、月鳴る道は弥栄、地ひらき、
   世ひらき、世むすび、天地栄ゆ、はじめ和の道、世界の臣民、てん詞
   様おろがむ時来るのざぞ。邪魔せずに見物いたされよ、御用はせな
   ならんぞ。この神示読めよ、声高く。この神示血とせよ、益人となるぞ。
   天地まぜこぜとなるぞ。六月十二日、みづのひつ九のΘ](1) /
   水の巻(第10巻)(第十二帖(二八六))