十六夜

十六夜の月、雲間より

そっと顔を覗かせけり

その姿は、まるで

恋する乙女の横顔

はにかみ、ためらい、微かに微笑む

その表情に、胸が惹かれる

今夜こそは、思いを伝えよう

十六夜の月よ、見守っていてくれ