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ワイのポエムを評価してくれ
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0001名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2021/07/20(火) 01:12:54.26ID:zKnXRLRV
タイトル:長い別れ 作者:(仮名)空澤高紘
いつも別れは突然だ。
誰にも何も言わずにあの人は去っていった。
去っていったあの人の哀しみを夏が来ると思い出す。
残された者は自分の無力を打ちひしがれ、ただ哭くことしか出来ない。
涙は、酷薄な街に、浸透圧の如く流れ出るけど、
乾いた街で雫はライデンフロストのように、霧散していく。
人は忘却を求めるけれど、忘れることができないこともあるんだ。
人の痛みは、心の中で感じなければわからない。
忘れることを求める人は、忘れたいほどの思いを経験したことがない人だ。
夏はいつだって、哀しくて、風鈴の音とともにあの人がまた現れて、逢えることを願う。
夢の中では、いつも子どものまま。
こちらはただ年を取ってしまい、また暑い夏がやって来る。
夏の青空は、どこか物悲しく、雨香が長い別れを思い出させる。
0321名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2022/10/03(月) 09:11:38.39ID:jT7xEY6B
レッシングは、その名前が言及されることは多いものの、思想哲学系の
の言説において本格的に論じられることのとても少ない作家だが、
ゲーテからも、ニーチェからも賞賛されるとおり、その作品は、時代
を超えてとても優れたものである。セリフによって心の動きを伝へ、
それを登場人物の間でうまく仕組むことにおいて、これほど優れた
技を見せる作家はなかなかいない。それでも、その作品について
論じようとするなら、それはドイツ演劇論という極めてマイナーな
分野に属するものと見なされることになり、その作品から「思想」
や「哲学」だけを抽出しようとしても、抽象的な言葉によって
まとめられた形では、ごく「ありふれたもの」となってしまうので、
思想哲学系の言説の俎上にのせられることがとても少ないのだろう。
しかし、このことに反映されているのは、レッシングの作品が今では
もう古びて平凡なものとなってしまったなどということではなく、
むしろ、思想哲学系の言説において用いられている言語表現の
技法の貧困である。
0322名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2022/10/03(月) 20:00:50.41ID:jT7xEY6B
>>321
たとえば、『エミーリア・ガロッティ』のあらすじは次のサイト、
>レッシング『エミーリア・ガロッティ』 - 書評 - SYUGO.COM
に記載されるとおりで、とても単純なものだが、以下に引用する
場面の会話において、現代では一般に「スピンドクター」と呼ばれる
ような情報操作の専門家の手法をとても簡潔に、見事に描き出して
みせる。

Marinelli. Sie wissen, gnädiger Herr, wie sehr ich den Grafen
Appiani liebte, wie sehr unser beider Seelen ineinander verwebt schienen -
Odoardo. Das wissen Sie, Prinz? So wissen Sie es wahrlich allein.
Marinelli. Von ihm selbst zu seinem Rächer bestellet -
Odoardo. Sie?
Marinelli. Fragen Sie nur Ihre Gemahlin. Marinelli, der Name Marinelli
war das letzte Wort des sterbenden Grafen, und in einem Tone!
in einem Tone! - Daß er mir nie aus dem Gehöre komme,
dieser schreckliche Ton, wenn ich nicht alles anwende,
daß seine Mörder entdeckt und bestraft werden!
Der Prinz. Rechnen Sie auf meine kräftigste Mitwirkung.
0323名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2022/10/03(月) 20:37:52.38ID:jT7xEY6B
エミーリアの婚約者であるアッピアーニ伯は、二人の婚礼を阻止することを
公爵から任された侍従マリネルリの策略によって殺されることになったわけ
だが、アッピアーニ伯が死際にマリネルリの名前を呼ぶのを耳にした
エミーリアの母親は、名前を呼ぶ声の調子から、アッピアーニ伯が
マリネルリをその策略の首謀者であると名指ししたのだと悟る。
マリネルリと対面することになったエミーリアの母親は、その「声の
調子」を糾弾の根拠として、マリネルリを卑劣な人殺しとして激しく
罵る。ところが、上に引用した場面では、マリネルリは、その
糾弾の根拠自体をそのまま、臆面もなく、アッピアーニ伯が自分に
仇討ちを任せたことの証明であり、エミーリアの母親本人が
その証人であるとエミーリアの父親に告げるのである。
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