【詩と】伊藤信吉【詩論】
朔太郎と同郷で
20代で処女詩集
詩作を止めて評論・研究活動
70才で第二詩集 伊藤信吉は、叙情的な抒情詩で知られる詩人です。初期の詩は萩原朔太郎の影響を受け、浪漫的な感性と幻想的なイメージを特徴としていますが、晩年はより写実的な表現となり、故郷への思いや人生の哀愁を歌いました。また、詩人論や評論家としても活躍し、近代詩の研究に大きな功績を残しました。 伊藤信吉の詩は、叙情的で美しい言葉遣いと、深い洞察力を持つことで知られています。彼の詩は、旅、自然、そして人生の無常といったテーマを扱っており、読者に深い感動を与えてくれます。
特に、私は彼の詩集「在りし日の歌」に収録されている「さみだれ」という詩が好きです。この詩は、梅雨の雨の日に故郷を思い出すという内容で、伊藤信吉の繊細な感性が表れています。