>>64
隣同士で座りあった時にどちら向きに足を組むかで
その人が相手に心的にオープンであるかクローズドであるかとか
女性が髪の毛をかきあげる仕草が
相手を異性として意識して「よく見られたい」と思うが故の行為である
というようなことが言われています

それらには人を納得させられるだけの理屈は備えており
また心理学的に有意であるかどうかということを
統計的に実証実験して明確にすることも可能だとは思うのですが
それでもあくまでも「そうした傾向がある」ということまではできても
そうした行動が見られるから気があると断定するようなことは
到底できないものであると考えています

また実際に足を組む向きが逆方向でも
相手に向けて足を組む人よりも
その人のことを深く理解していて
相手のことをよく受け入れている人は存在しますし
異性の前でよく髪をかき上げている女性が
その人と向き合うことが心苦しいの時に手持ち無沙汰で髪を触り
好きな人の前では緊張して手も動かなくなってしまうという
全く正反対の行動を取る人も多くいます

心理学の恋愛への応用としては
単純接触理論やミラーリング・つり橋理論などが
比較的広く知られているものと思いますが
「接触回数を増やし」「いつも相手のしぐさをまねて」
「つり橋の上やジェットコースターに乗って告白した」としても
それで告白が必ずしも受け入れられる訳ではないし
それ以上に大事なものがいくらでもあるものと思います