京成電鉄京成本線が走る千葉県佐倉市の線路沿いの斜面に、約2か月にわたって1頭のヤギがすみ着き、話題となっている。あまりの急斜面に「転げ落ちないか?」と心配されているが、ヤギはどこ吹く風。涼しい顔で草木を食べている。崖の上にすんでいるため「ポニョ」と命名されたヤギ目当てに最近はやじ馬も現れるなど、一躍観光スポットと化している。

 佐倉市が、脱走したヤギに手を焼いている。

 ペットショップで購入された生後5か月のヤギ(メス)が、飼い主宅を脱走したのは5月下旬のこと。現在、京成佐倉駅と京成臼井駅の間の線路脇斜面の擁壁(崖などの崩壊を防ぐためにコンクリートなどで固めた壁)にすみ着いてしまっているのだ。

「ヤギは自由に動き回っていて、急斜面だから下りられなくなったというわけではありません。擁壁に生えている草や木の葉を食べて超元気。しかも、それがおいしいらしく、バクバク食べて、どんどん体が大きくなっているんですよ」と笑うのは付近の住民だ。

鶴見区に早く帰りなさい