自分の人生で感じ考えてきたことから製品を作ったとして
自分の人生そのものを売ってるわけじゃないってこと
多くの人が勘違いしているのかもな
だから君の心に土足で入り込んで踏みにじって平気だったんだろう、彼らは

……私は、君の内面は
向き合ったとしても簡単には、粗雑には描いてはいけないものだと感じていた
だけど、そうであったとしても
君はとても美しいんだと、だから自信をもって生きるべきだと
それだけを伝えたかっただけだったはずなのに
どうして君を傷つける結果になってしまったのだろう
あるいは、いや、わかっているんだ
周りの雑音を完全に無視して動けなかった、
あるいは動かずにはいられなかった、私の内面の弱さのせいだ、と

不作為の罪も作為の罪も両方あったが
周りのことは関係ないんだ、
ただ私に身の破滅を前にしてもたじろがずにいる心の強さがあれば
それだけですべては違っていた、それだけのことだと今ならわかるよ
身勝手な後悔を綴るよりも、無理な励ましを贈るよりも、ただ私は
君が心にまいた種でどれほど美しい花が育ったのかを知らせたかった

生きられる時間は有限なのだから、
それを無駄だとか下らないと自分が思うことに費やさず生きよう。
そう思って、生きられるだけで貴重な毎日を生きるだけで、
すべての歩みが大きく変わることを私は知っている。
それは君がくれたものの一つ。