ありがとう。ごめん本当にいい子なんだよ。

食事も終わりとなる頃、思い切って聞いてみた。
「今週末は二人で初めて出かける事になります。もしかしたら、、例えばですが、どうしてもトイレのお手伝いをしなければならなくなったとしたら、私がお手伝いする事に抵抗はありませんか?
私自身、実のところ女性とこれまでお付き合いした事がありません。正直言ってとても戸惑ってます。
デートを重ねながら、少しずつ確かめ合って、少しずつ距離を縮めていけたらいいなって思っていました。
順番があべこべと言うか、今までお母様がされていたデリケートな領域に、一足飛びで入っていいものか、、すみません。今更ながら。」
「私も本当はとても戸惑ってます。でも今はあなたに委ねます。もしかして、これからお付き合いする中で、お互いどうしても許せない事とか出てくると思うんです。
もしかしたらゴールまでたどり着けないかも知れない。例え最後にそうなったとしても、私は後悔しません。こちらこそ本当によろしくお願い致します。」
お父さんも
「娘も自分の事情はよく分かっています。本当に好きになる前に、もしかしたらこの先やっぱり好きになれないかも知れない人に、見せたくないものを見せなければならないのはとても辛いものだろうと思います。
先程見せた写真は娘のアイデアなんです。妻が着替えを手伝っていたらいきなり写真撮ってって言うもので。
びっくりされたと思いますが、娘の覚悟をわかってください。」