今みたいにちゃんと正しい努力を続けていれば、あいつとの楽しい生活が待っていたのに。失くしたものばかり数えてしまってダメなんだ。やり直したい、けど無理だ。

そういう想いが時々胸をよぎることがある。
寂しいという気持ちはもうないんだ、ただ時々……

あなたが俺を理解できなかったらこの世の誰一人として俺を理解する人間はいないな。
届かないから美しい、それだけのことなのだろう。
どのみち戻ることはできないし、戻ることはない。
たとえ俺を理解できなかったとしても、あなたは俺への判断を止めることはないし、理解しようとして、愛するだろう。
それでも思い出してしまうのはなぜなのか、と、過去の幻影に囚われたとして、あなたがいて立ち直った俺はあなたを裏切るべきじゃない。

結論は最初から出てる。それだけだ。