業界の体質っていうか……、私はそれをあなたが選んで飛び込んだことなのだから仕方がないとは割り切れなかった。
あなたを、あなたを苦しめるものから守れる自分でないなら私に存在意義はなかったし、ないと思っていた。

……なんといっても言い訳にしかならないな。
でも、私があなたを心から愛していたのは間違いなかったです。

だけど、もう少しだよ。もう少しでいろいろなことが変わるから。
今度こそ、変えるから。