>>717
そうねぇ。

人の心って風船みたいな物で、つらい事や悲しい事があるとしぼんでしまう。
そんな時は誰かがそばに寄り添って、風船をふくらませてあげないと、いつまでたってもその人はふさぎこんだままなんだ(……っと、これはある漫画の受け売りです)。

優しいだけじゃ風船はふくらませられない。
自分が自分が…ってグイグイ出てくる人や、多少厚かましいくらいの人が、人の心に土足で踏み込むくらいの勢いで入り込んできて、強引に風船をふくらまそうとする。
おせっかいな人だし、大勘違いして失敗もするけど、でもそういう人はめげない。
まわりも呆れて言葉もない時もあるんだけど。
でも、不思議とそういう人のまわりって、笑顔が絶えないなぁって思う。
たぶん、風船をふくらませられるのは、そういった人たちなのかな。

俺は奥手な人、気持ちを面に出せない人も、前向きな人、思ったことをすぐ言葉にしちゃう人も好きだな。否定するよりも、「なるほど、そういう考え方もアリか」って納得するほうが面白いから。
自分が持っていない物を持っていて、自分にできない事をあっさりとやってのける人には、一定の敬意を持つ方が多いかな。

……年を取ると、性欲を含めた勢いが衰えていくから、こんな感じですわ。
なんかねぇ、受け身になったというか、達観しちゃったというか、人を許す度量が増えたというか。
髪は減るばかりなのにねぇ。