憎悪の元を辿っていったらキリがないんだよ
憎悪の元はそのまま悲しみの元なんだけどね
いじめた子をそんな風にした原因があるわけで、その原因を作ったまた別の原因もあるわけで、
いじめの原因が、いじめた子の病気(発達障がいなど)という場合もあって、じゃあそんなとき、誰が悪いの?ってなる
病気に気が付かなかった親のせい?
先生のせい?
でもその病気をスクリーニングする制度なんてないのに、親や先生のせいに出来るの?
いじめた子が親に体罰を受けていた場合だって、その親自身、人生のどこかで耐えきれない悲しみを味わい、それが体罰という行動に表れた可能性がある

本当は、いじめが発覚したら、いじめた子どもとその親は共に、専門家に相談したり、専門家の判断で医療機関を受診したり、
そういう方向に行くべきなんだと思う
被害者が教育委員会などに訴えたら、うまくいけばいったんはいじめがおさまるかも知れないけれど、
いじめが発生した原因そのものは全く解決されず、対処療法的な措置が取られるだけだから、
いじめの原因となった加害者の家庭内の問題や病気はそのまま残り、またほかの場所で問題が起きたり、加害者がいずれ子を授かった時に、次の世代へ引き継がれてしまったりすると思う

先生の数を増やせば、学校でのいじめは減るかも知れないけれど、いじめの原因が残る限りなんらかの問題は遅かれ早かれ発生する
家庭内DVや、モラハラ、パワハラ、傷害事件などの形で表れるだろうと思う
いじめ単体に目を向けるもぐら叩き的な対応でなく、その根本にある問題を解決していく仕組みが本当は必要なんだと思う