自分の想い人ならば、太っていようと痩せていようと
そんなことで気持ちが変わるとか、ない
人は必ず歳を取り、お爺ちゃんになったりするけど
そんなことで気持ちが変わるとか、ない

太ってる、痩せてる、若い、壮年、老年、とか
はたまた、頭髪の変化とか‥フサか、おハゲか、
とか
そんな時間経過で変化する外見上のもので
想い人に対する《想い》が変わるとか、
揺らぐとかまったくない。あり得ない。

想い人の経年変化によるその感じを想像すると
なんともいえない噛みしめるような、
《慈しみ》のような、《愛おしい》さ
激しく燃え上がる炎というより、囲炉裏のなかで
ほろほろとずっと燃えている消えずの火のような
長く寒い冬が過ぎて、訪れた春のやわらかい陽ざしが軒先で陽だまりをこさえてる
その陽だまりのなかでひなたぼっこをしながら
喉をゴロゴロと鳴らしてる丸ん丸くまるまったにゃんこを、目を細めて見守ってるかのような

そんな、なんとも言えない
ただただ、ただただ自分の胸のなかが
じんわりぽかぽか温か〜い気持ちになる