都心の大動脈の一つである東京メトロ日比谷線。
その車内で、北千住駅から広尾駅までの間、クラシック音楽が流れ続ける「珍事」が起きました。
ツイッター上ではこの様子を撮影した動画などが拡散。「優雅」「新しい」というつぶやきの一方、
「うるさい」などのコメントもあり話題となっています。でも一体なぜ起きたのでしょうか? 
東京メトロに話を聞くと、「イベント用の設定のまま、営業運行をしてしまった」と切り替えミスだったことが分かりました。

 音楽が流れたのは、7月24日の夕方です。
午後4時28分に中目黒行きの車両「13000系」が北千住駅を出発すると、
突然、誰もが一度は聞いたことがあるクラシックの名曲「花のワルツ」(チャイコフスキー作曲)が車内に流れました。

 東京メトロによると、音楽が流れたのは18駅先の広尾駅まで。
約40分間、花のワルツが繰り返し流れたそうです。
ツイッター上には「最新」「じわる」などといった乗客とみられるツイートがあり、
「ディズニーにいくみたいな気持ちになった」と車内の様子を撮影した投稿は1万いいねがされています。

 広尾駅で車両整備の社員が作業するまで音楽は止まらず、
車内放送も「原因不明の不具合により、ご迷惑をおかけしております」などと案内する事態に。
原因を東京メトロの広報担当者に聞くと、「車内音楽が流れるイベント用の設定のまま、営業運行をしてしまった」と説明しました。