https://mainichi.jp/articles/20170610/ddl/k24/020/036000c
自由通路と駅舎整備 8月下旬着工へ /三重
毎日新聞2017年6月10日 地方版

 桑名駅の東西を自由に往来できる新たな通路と駅舎を整備する事業が8月下旬から動き出す。今の通路を南へ約80メートル移設させる計画で、2020年度の完成を目指す。

 通路は現在、駅東側のJR、西側の近鉄をまたいでいるが、行き来できるのは両線の利用者に限られている。
 新通路は往来を自由にして駅周辺の人の流れを活発化させる狙い。長さは昇降路も含め約170メートルで、高さは約7メートル。JRと近鉄の駅舎も整備する。

 既にJRと工事の協定を結んだ。6月議会に近鉄と協定を締結するための議案を上程する。工費は市が94億9500万円、近鉄が2億3400万円、JRが6500万円を負担する。市負担分は国の社会資本整備関連の交付金や有利な起債の合併特例債などで賄う。

 8月下旬から関連工事に着手し、20年度に新通路と駅舎が完成後、現在の駅舎などを撤去する。【松本宣良】