JR西日本 クモハ205・204 0番代

奈良線への転用により余剰となった0番代モハユニットを活用し、各2両が改造された。
車番は種車を引き継いでいるため、JR東日本車との重複は一切ない。
2連を組めるようクモハ形式として改造したが、通常はオールMの4M編成2本として組成し運用している。
JR西日本として自力で改造設計を行うのに何ら力量不足は無かったが、
JR東日本車の設計を許諾を得て流用し
必要機材の調達元も同様に揃えたことで、若干のコストダウンを図った。

このような供与を受けた際は、同様に製品開発成果の使用許諾を行い相互供与の形を取り、
可能であれば金銭授受を伴わなわずに取引するが、どのような形でJR東日本に対して提供するか、
近日中に決定するとして現在まだ検討中である。
このような事例は近年では、JR東海とJR東日本との間で、
多分割摺り板パンタグラフ・改良された駆動装置の新幹線車両への採用、
在来線レール運搬車の新製 といった形で見ることが出来る。