西武50000系

40000系の拡幅版で、車体幅が30000系と同じ2,930mmに拡大されている。
衝突事故の対策強化で、先頭車の非常用貫通扉が廃されて全長も2,470mmに延長している。
0番台・50番台ともにロング・クロス転換座席を採用しているが、パートナーゾーンは0番台のみ設置された。

0番台は川越ライナー・拝島ライナー用の10両編成で、60両が新宿線・拝島線用として導入された。
20両は東急新横浜線開業時に設定された新横浜発着のS-TRAINで運用する40000系を捻出するため、
40両は特急小江戸の定期運転中止と引き替えに登場した川越ライナーへ充当する目的で投入されている。

50番台はワンマン運転対応の4両編成で、40両が池袋線・秩父線用として導入された。
52型を除く4000系の後継だが、秩父鉄道への片乗り入れが解消されたため、定期運転で同線には直通しない。
ピーク時間帯のみロング、それ以外の時間帯はクロスで運用されている。